無料DAW Tracktion Waveform Free を使おう
皆様お久しぶりです。なすなす央です。
皆様はDAWは何を使っていますか?私は無料だからという理由で Cakewalk by BandLab を使っていましたが、有料化のニュースが出たことから、無料で使えるDAWへの乗り換えを行うことにしました。
そこで目をつけたのが Tracktion Waveform Free です。
本題の前に…
お前は誰だと言われそうなので…私はなすなす央というネタ曲ボカロPです。普段はこんな曲を作っています。主にGarageBandを使って作った、JKとかかわいいとかそういう付加価値を持たないおっさんの、一発逆転悲哀ソングです。(宣伝すみません)
で、どんなDAW?
Tracktion Waveform Free は過去は Tracktion という名前のソフトで、(後述しますが)設計思想が他のDAWと少し異なっていることから、以前とっつきにくい印象を持った、という方もいたかもしれません。
ところが近年その思想が薄まっていて(なすなす央個人の感想)、他のDAWに使い方がかなり近づいていることから、乗り換えもしやすくなっています。
また、かなり動作が軽く、ミュートしているトラックのプラグインを停止する機能や、トラックのフリーズの際にフリーズポイント※が指定できるなど、低スペックPC DTMerに優しい DAW となっています。
しかも無料、これは使うしかありませんね!!
※フリーズポイント:このプラグインまではフリーズする、その先のプラグインはフリーズしない、といった細かい指定ができる機能
Tracktion Waveform Free の設計思想
Tracktion Waveform Free は、一画面で全てを完結する、という設計思想があるらしく、その結果か他のDAWとはちょっと異なる「トラック(not ミキサー)にプラグインを刺す」ような設計になっていました。そのためミキサー画面自体も過去には実装されてなかったようなのですが、その後ミキサー画面が実装され、思想が違うから使いにくい、と言った問題は少なくなりました。
巷に情報はあるのか?
ではいざ使おうと思っても、使っている人が少ないと情報が無くて困るのでは…と、思いますよね。
先人の皆様がブログなどに情報を上げてくださっているので、なんとか利用開始するくらいは辿り着けるのではないかと思います。
ちなみに現時点の最新バージョンは13ですが、12の情報もかなり役に立つと思います。
でも細かいところで困るのでは…
新しいDAWを使っていて困ることとして、「これはどうやるんだ…」と特定の動作ができず途方に暮れる、ということがあるのではないかと思います。これが諦められる動作ならいいですが、エクスポートなど必須の動作だと移行できません。
ここでは私が WaveForm Free12 に移行する中で困った点(他のブログとかで見つからなくて困りそうな点)を細かく書き記しておこうと思います。
[解決法]エクスポート(wav出力)できない
エクスポートの設定をするダイアログで何故か出力先のパスが表示できない、という事態が発生しました。
これは日本語化をするのをやめたら解決しました。これに限らず、日本語化で不具合が出る可能性はなくはないので、使いはじめは日本語化して、ある程度メニューに慣れたら日本語化を止める、というのも手かもしれません。
[解決法]パラアウト音源のフリーズができない
パラアウトをする音源(ドラムなど)をフリーズする場合、うまくいかない場合があるかもしれません。以下を意識すると上手くいくと思います。
MIDIセクションが一つもないと無音になるので、空でもいいのでMIDIセクションを作っておく
パラアウト元のトラックのアウトプットをパラアウト先のトラックに指定してからフリーズさせる必要がある
なお、そもそもパラアウトはどうやるんだという方は、以下を参考にしていただければできるとは思います。(ここも、パラアウト先を指定するためにはプラグインをラックという WaveForm 特有の仕組みを噛ませて使わなければいけないのですが…が、慣れるとわかりやすいという話もあります)
[解決法]Synthesizer V をプラグインとして利用した曲をエクスポートするとブツブツノイズが入る、微妙にタイミングがずれる
これは解決策というより、私が当時使ってた環境で発生したので、最終的に曲を出力する前にSynthesizer V 側でwavをエクスポートしてwavトラックを作って、元のSynthesizer V のトラックはミュートにすることにしました。現在は解決してるかもしれませんが…多少諦めも肝心です笑
さあ、使ってみましょう!
取り急ぎ頑張って書き起こしてみました。需要がありそうであればもう少し細かく書いていこうと思います。では快適なWaveFormライフを!
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