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うまくいく留学に必要な5カ条

イギリス留学から帰国して1ヶ月が経ち、

直後に受けたTOEICの結果は、留学前から100点ほど上がって、はじめてリスニングがリーディングを超えていた。

そして久しぶりに大学の留学担当の人たちと会って、「印象が変わった」と言われ、
「あぁ、私の留学、うまくいったんだろうな」となんとなく感じた。

じゃあ、「何が良かったのか」
ここで見つめ直して、「うまくいく留学5カ条」にまとめてみたい。

これから留学を控えている学生さん達に、少しでも参考になればと思う。

その1: 英語(語学)以外の目標を持つ

英語圏や専攻言語の留学となると、
「英語ペラペラになる!!」
が最大の目的になってしまうことがある。

もちろんそれも大事だし、
私も「ペラペラになるぞ!!字幕なしで映画観れるくらいに!!!」と思っていた。

だが、それだけだと、高いお金を使って学部留学・あるいは大学院留学する意味が薄れてしまう。

英語使いたい、喋りたいだけが目的なら、
学部に行かなくても、ワーホリでもいいし、バックパッカーになるのもありだと思う。
(上記の2つにも語学以外に得られるものがたくさんあると思うし。)

わざわざ学部に入って勉強するからには、
そこでしか学べないもの、将来やりたいと思うことに少しでもつながりそうなことを見つけることをおすすめする。

そうでないとリーディングとかエッセイがつらい。
日本語でもおもしろくないと思う授業を、わざわざ別言語で受けて誰が楽しいのか。

別に将来に繋がらなくてもいい。
ワクワクすることを英語で学ぶことこそ学部留学の醍醐味だと思う。

その2: 「人見知り」をやめる

これはなかなか難しい。

でも実際、人見知りでは自分の世界はひろがらない。

私も内気な方で、それはイギリスにいても大きくは変わらなかったが、

「とりあえず人の集まるところに行く」
「イベントになるべく1人で参加する」

などなど、毎回ドキドキしながら少しずつ行動に移していった。

別に性格を変えろとは言わないし、私もそれは無理だと思う。

少し思考を変えて、
「今恥をかいたとしても、1年したらここにはいないんだ!じゃあなんて思われてもいいか!!」

と吹っ切れてからは飛躍的に友達が増えた。
友達がふえると、その友達と仲良くなって英語を話す機会がふえ、楽しくなった。

そう思い始めてから、合気道のソサエティ(日本でいうサークル)に、「日本の武道なのに未経験の日本人」という意味のわからない立ち位置で参加し、最終的には大会にも出た。(ボロ負けしたけど)

これは今でも大切な思い出の1つだし、
大会には当然ながら日本人はいないので、
英語力が上がったと思えた瞬間だった。

その3: つらい時は休む、人を頼る

これも大切。

留学は終わった今でこそ楽しかったと言えるが、
精神的にも肉体的にも、もう無理と思ったこともあった。

そんな時、電話できる相手、本音や弱音を話せる相手は、大きな心の支えになる。

そして、「これを抜けたらきっと強くなれる」と信じること。

あと、留学で成果を上げることが全てだと思わないこと。

私事だが、留学して初めての筆記試験の数日前、
精神的疲労とそれによる体調不良で、

「試験に通らないともう終わりだ。日本に帰れない。バカにされる。」

と、半ば鬱のような思考回路におちいったことがあった。(多分ちょっと危なかった)

しんどい時は、視野が狭くなってしまう。

そんな時に俯瞰することを教えてくれたり、
大丈夫と言ってくれるのは、日本にいる家族だったり友達だったりする。

強がらずに、助けを求める賢さも必要だと思う。

その4: 日本人との距離はほどほどに

(これ、同じ留学先の日本人友達に読まれたら怒られそう…)

悲しいことだが、日本人と距離を置く日本人留学生はまぁまぁ後ろ指をさされる。

私自身はもともと社交的なタイプでもなく、
日本人の友達も多くはなかったし、
大人しい、仲のいい英語話者の友達とよく一緒にいても特に嫌なうわさを聞くことはなかったが、

中には「かぶれてる」だのと言う人もいる。(一部だと思うけど)

ただ、個人的には「かぶれて何が悪い」と思っている。

もちろん、日本人に対して必要以上に攻撃的になったり、日本人同士で仲良くしてるグループをけなしたりするのは間違ってる。

でも、せっかく留学に来たのだから、少し距離を置いて英語を話す環境に身を置くのは正しい決断だと思う。

そもそも、そうやって後ろ指をさす人ほど、自分が十分に英語を話せてなかったり、そういう自分に劣等感を抱いてることが多いんじゃないだろうか。

嫌味を言われても、
留学生活を作るのは自分であってその他人ではないということを忘れないでほしいと思う。

その5: 飛び出す直前の恐怖を乗り越える

英語圏に留学してるからといって、何もせずに勝手に英語が話せるようになるわけではない。

自分で英語を話せる環境に身を置かないと、何も生まれない。

私は基本的に、大学の主催する小さなイベントは誘われない限り1人で行っていた。
それは日本人と行って日本語を話さないようにするためでもあるし、
新しい友達を作るため、自分の殻を破るためでもあった。

でもそうなると、出発前に怖くなるし、何かと理由をつけて引きこもりたくなる

しかしそんな時でも心の中では迷っていて、「行ったらもっと友達できるかも」「引きこもってたってやることないやん」という声も聞こえる。

そんな時は、最初にした英断に従うようにしていたし、それは大体いい結果につながった。

前のブログに書いたケニアへのボランティアもそうだ。

一歩踏み出す前の恐怖は、もうどうしようもないと思う。
それを乗り越える力は留学で培ったと思うし、
日本に帰った今でも忘れたくないものの1つだ。

さいごに

つらつらと偉そうに書いてしまったが、

私自身もこんなに留学生活で成長できるとは思っていなかった。

それは周りの支えや、留学に至るまでの紆余曲折が大きかったと思う。

ただ1つ言えるのは、
上に書いたことは別に特別わたしだから出来たことではないということ。

留学を充実させたい!

という心意気さえあれば、誰でもできると思う。

これを読んでいる、留学を控えた人たちが、素敵な、一生に一度の留学生活を送れますように。



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