社会に対して居るのはつらいよをやっている気がする無職#314
10か月におよぶ失業保険の給付が終了し、いよいよ正真正銘の無職となったのだが、
面白いもので、失業給付が切れた後の方が、何故か自由な感じだ。
今まではよくも悪くも出来ることが限られていたのだが、これからは本当に何をしても良いということになる。
その代わり、何にも保証されない人生を歩むことになる。
いや、今までこそ何かに守られていたんだろうか。
これまでは企業に属して毎日朝から晩まで働いて、毎月決まったお給料をもらって過ごしていた。
つまり来月、再来月の給与はある程度保証された世界にいたわけだが、それは果たして「安定」と言えるのだろうか。
「サラリーマン?安定じゃないでしょ。どこが安定なの?」
っていう知人がいたが、今ならその気持ちが多少はわかる。
以前よりも、今の方が経済的には危ないはずなのに、精神的には逆に今の方が健康だ。1か月半後には間違いなくお金が尽きるはずなのに、何故健康なのかよくわからない。
まだ仕事も決まっておらず、社会との接点は参加しているオンラインコミュニティのみ。だが仕事に友達にと社会活動をしていた頃よりも、現在の方が自由な気がする。
そりゃそうだ。誰も自分を縛って来る人がいないんだから。
無職になる前は、無職がとっても怖かったけど無職になってみて、無職になっても何とか生きて行けることがわかった(自分なりに、人間関係を復旧させたり、いろいろ動きはしたけど)
そして、失業保険が切れた今。
「働かなくたって、税金(と家賃)がきちんと払えればいいのではないか」という気持ちを理屈ではなく、身体で感じるところまで来ることが出来た。
社会に対して「居るのはつらいよ」をやっている気持ち。
無職に限らずだけど、理屈でわかるのと実際にやってみるのは全然ちがうんだなぁって思った次第です。
ただ、社会との接続が無いと、長期的に見てまずいことになるのは、わかっているので。
ちゃんとお仕事探します。
そして。
無職でも意外と死なない。