昭和42年男のカルチャー日誌
2022年10月15日(土)「練馬区立美術館展覧会:日本の中のマネ」を来館鑑賞。山田五郎氏曰く「マネは印象派ではなく印象派の兄貴分」とのふんわりしたイメージを抱いていました。初めて出会った彼の作品は数年前の国立新美術館で出会った「笛を吹く少年」(↓)でした。
今回の企画展で印象に残ったマネの作品はこちらでした(↓)。
マネの黒の使い方と印象派的背景表現のマリアージュっといった感じでしょうか?
日本画家のマネモチーフ作品も相当数展示されていましたが、正直、セザンヌ?ルノアール?ホイッスラー?じゃねって作品もありました。
とは言え、福田美蘭さんのこの作品(↓)は着眼点といい、表現方法といい秀逸の一作と思いました。
マネをここまでフューチャーした展示会も中々ないと思います。
是非是非お薦めします。
鑑賞後は、練馬区立美術館のある中村橋駅から、西武池袋線(有楽町線)で有楽町駅まで移動。同日午後は、ヒューマントラストシネマ有楽町で「秘密の森の、その向こう」を鑑賞(2回目)。1回目より気付きも多く、より染みた作品でした。複数回観ると益々良さが分かる気がします。
その後、TOHOシネマズ日比谷にて「マイ・ブロークン・マリコ」を鑑賞。前日のTBSラジオ「アフター6ジャンクション」で宇多丸さんが評していた本作。評論前に観たかったのですが、間に合いませんでした。
原作は数年前に読んでおり、今回、復習(予習?)も兼ねて一読して鑑賞。
主演の御二人の演技も素晴らしく、結構な落涙率でした。観て良かった一作でした。