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昭和42年男のカルチャー日誌

2023年9月24日(日)毎週聴取している「TBSラジオ:安住紳一郎の日曜天国」が珍しくお休みだったこともあり、同日9時半過ぎに「東京都美術館:永遠の都 ローマ展」を来館鑑賞。
混雑具合は前日トライした「イブ・サンローラン展」に比べると落ち着いた感じでしたが、そこそこの人数の方が来館されており、毎時40~50名は入場口で暫く待たされて随時入場する運営になっていました(東京都美術館さんは、このあたりのオペレーションがキッチリされてます:誉)。
皆さん、コロナ禍で在宅時間が長くなっていた反動で積極的に外出されているのでしょうか?
本展では伊カピトリーノ美術館の所蔵品がメインの構成で、彫刻作品が相当数紹介されていました。
入場早々出迎えてくれたのは、「カピトリ―ノの牝狼」でした。FCローマのマークにもなっているローマを象徴する作品で、二人の赤ん坊(双子)に授乳する牝狼の銅像(レプリカ)です。

事前に告知されていましたが、初来日した「カピトリ―ノのヴィーナス」はミケランジェロの作品群と違い堂々たる雰囲気を纏わない恥じらい感を発しており(見ないで恥ずかしい風)、人体礼賛的なルネサンス作品の系譜とは一線を画した印象を抱きました。個人的には、背中側の造形が非常に魅力的でした。

あと印象的だったのは、「コンスタンティヌス帝の巨象の頭部」・「コンスタンティヌス帝の巨象の足」等々ですね。

絵画エリアには「ティントレット」や「カラヴァジオ(風)」の作品を含め数点紹介されていました。

あとカピトリーノ美術館のあるカンピトリオ広場がミケランジェロによって設計されていたことに、「本当にキッチリ多くの仕事をこなしてきた御仁だな、ミケランジェロは」と感服いたしました。


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