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昭和42年男のカルチャー日誌

2023年9月2日(土)午前中から「東京都現代美術館:デイヴィッド・ホックニー展」を来館鑑賞。正直言うと、ホックニーかホイックニーなのかよく判別もつかない、そんな程度の知識しかありませんでした。大変申し訳ありません。
ご本人は、ぱっと見トニー・クロスビー?と見えなくもないかな・・・。
メガネ+中年イングランド人は皆同じに見える(偏見)?

↓ こちらが本物です(失礼しました)。

展覧会の配列イメージとしては、先ずは彼の画歴が時系列に紹介されている感じでした。導入部分では、出身地のイングランド北部の気候の影響なのでしょうか、結構暗めな作品が目立った印象でした。

その後、1960年代に入り、ロサンゼルスに移住して画風が一気に変容した感じがしました。南仏に移って色彩がめっちゃ明るくなったゴッホ氏や、タヒチに行って画題が変わったゴーガン氏しかり、環境の変化が大きく作風に影響与えましたね、確実に。
印象深かったのは「スプリンクラー」ですかね(セカンドインパクト?)。

自分がLAに住んでいた時に、良く見た光景でした(懐)。
著名人の肖像画も結構な数、紹介されていました。
これ ↓ 、ブルーノ・マーズらしいんですけど、ジョニー・デップっぽい?

あと、圧倒された作品も相当数ありました(誉)。
「ウォーター近郊の大きな木々またはポスト写真時代の戸外制作」

等身大ではないでしょうが、結構な迫力でした。画面一杯の圧力を感じさせると同時に、木々が有する包容力もあって、(二次元でも)ヒーリング効果抜群な作品でした。ヒトは木を見ると落ち着くDNAがあるんですね。都心の潤沢な森林を伐採しようとする輩は、もうヒトじゃないですね拝金マンですね(スミマセン、自分証券会社勤務です)。
あと「ノルマンディーの12ケ月」はホックニー版「生々流転」ですね。

質・量ともに素晴らしい作品でした。やっぱり来館して体感すべきですね。
ちなみに、オリジナル「生々流転」横山大観(駄洒落じゃないよ)はこれ ↓

あと、独特のアイデアで驚いたのは、

同一風景の動画を時期をズラして撮影し「春夏秋冬」に四分割して、四面で同タイミングで移動する風景を楽しめる大変面白いインスタレーション(?)でした。上の画像は夏と秋ですね。
この展覧会は来館鑑賞して現場の空気感を味合わないと意味がありません。是非是非、お薦めします。

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