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昭和42年男のカルチャー日誌

2023年7月1日(土)午後イチから「TOHOシネマズ日比谷:リバー、流れないでよ」を鑑賞。「カメラを止めるな」的なアイデア勝負の佳作との評価でした。それを踏まえて鑑賞したのですが、鑑賞して失敗した感はありませんでした。「カメ止め」は親子関係という裏テーマが隠れてましたが、本作の裏テーマとして恋愛要素はありましたが、ちょっと薄い印象でした。今流行のタイム・ループモノですが、登場人物全員が前の展開(ターン?)の記憶を継続しているためか、徐々に展開が分岐していくマルチバース風なテイストも感じました。生死の扱いはちょっとどうかと思いましたが、軽い気持ちで2時間過ごすにはバランスのとれた作品でした。次回はWOWOWで録画して検証しながら見ても面白いかと思いますが、正直、強く推奨するまでは至りませんでした。ご興味ある方はどうぞどうぞ。

2023年7月8日(土)夕刻「新宿ピカデリー:怪物」を来館鑑賞。
中々感想を述べ難い作品だった印象。演出方法としては「黒沢明:羅生門」や「リドリースコット:最後の決闘裁判」と近似性を感じてしまいました。


脚本家の坂元裕二さんが述べてるように「ひとつの事柄の見え方・解釈は、見る人夫々なんだな」って事を、嫌ということ見せ付けられた感覚でした。あと「~らしいよ?」ってワードの気持ち悪さと怖さも感じました。SNS全盛の今こそ、観ておく一作で、糾弾されてる対象が我々の生活に深く入り込んでいるから、鑑賞者が中々コメントにし難いのかな?と思ったり思わなかったり。来館鑑賞を、お薦めします、是非是非。




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