昭和42年男のカルチャー日誌
2023年3月18日(土)朝イチから「国立新美術館企画展:ルーブル美術館展 愛を描く」を来館鑑賞。あくまで個人の感想ですが、国立新美術館はルーブル美術館展を冠した企画展が結構多めな印象。
新参の美術館の運命(さだめ)なのか、どうしても上野界隈に鎮座している先輩美術館の後塵を拝している感が拭えません。どうしてもビッグネームに頼りつつ、借り入れた作品はやや少なめ、かつパンチに欠けてしまうのは、やむなしかもしれません。貸して貰えた作品と企画案でなんとか成立させようと苦慮されてるかな?と思ったり思わなかったり(大きなお世話でしょうが、スミマセン)。
今回は「愛」というワードで纏め上げた企画展。
「愛」なのか?「情愛」なのか?「恋」なのか?「劣情」なのか?中々判別がつかない感じもしましたが、上手くやられたのではないでしょうか?
↑ 宗教画の定番画題の作品かな?と思います。
↑ これもそうですね、「親子の愛」ですね。
↑ これは何んとなく、シャガールの「接吻」を思い出してしまいました。
「情愛」かもしれないですね?
↑ この「オダリスク」はお尻あたりが「ルーベンス好み」な感じ?
個人的にはアングルの「オダリスク」の方が好きです ↓
このあたりの画題は「劣情」かもしれないですね?
フラゴナールが男女の「情愛」描くとやっぱ秀逸ですね(誉)。
国立新美術館の物理的な箱の大きさを上手く使った大型の絵画が多く、混雑している割にゆったり鑑賞出来ます。展示作品全体の総合力と企画案を堪能する位の熱量で観ると丁度イイ具合かと思います。