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昭和42年男のカルチャー日誌

2023年7月15日(土)午後、渋谷ヒカリエから乃木坂方面へ移動。
「国立新美術館:テート美術館展LIGHT 光 ターナー、印象派から現代へ展」を来館鑑賞。
地味なコンスタブルに対して、ややロマン主義的な味わいも残した大げさな海洋画の印象もあるウィリアム・ターナー。海面を描くことが、結果的に光を描写(?)する流れとなり、結果的に仏の印象派誕生の萌芽を生み出した英国を代表するアーティストといった感じでしょうか?

当たり前ですが、ターナーの具象絵画は展示されてました。ターナー自身が意識していたかは分かりませんが、彼の抽象画っぽい作品 ↑ も紹介されていました。ちなみに ↓ これはジョン・コンスタブルの作品です。

あと、中々出会えないホイッスラーの作品も展示されてました。結構バランスのとれた良い米国人画家だと思うのですが・・・。

“光”をコンセプトの軸に据えた企画展で、様々な“光”を描いた具象・抽象画が紹介されていました。ハマス・ホイが紹介されているのはどうなんでしょうね?北欧エリアの人々が陽光を欲していたかもしれないですから、さもありなんといった感じでしょうか?

“光”をベースにした企画展ですから、そのコンセプトに準じた様々な様式の作品展示されています。ついては、近代から現代へと変遷していくにつれてコンテンポラリーアート系が増えてきました。
カンディンスキーをはじめとして、バウハウス系の作品も相当数紹介されていました。

インスタレーション作品も結構な数紹介されています。
最近のアーティゾン美術館来館時にも思ったのですが、具象絵画から抽象絵画へ、そしてコンテンポラリーアートまで網羅した企画展だと、正直、鑑賞時の脳内の処理許容度を超えてしまい、もう一回位鑑賞しないと咀嚼出来ない感じがします。猛暑の中ですが、誰か誘ってもう一度行こうかな?

アートに詳しい方も、初級者の方も、各々の感覚で楽しめる企画展です。是非是非、お薦めします。




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