昭和42年男のカルチャー日誌
2024年2月3日(土)の午前中から、「東京都美術館:印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」を来館鑑賞。
アメリカ人の印象派画家と言えば、恥ずかしながら、メアリー・カサット位しか頭に浮かびませんでした。↓ これはアーティゾン美術館にある作品。
ホイッスラーも同世代の米国人画家ですね、美術鑑賞始めて早々に観覧したのはこちらのホイッスラー展。ジャポニズムのフィルターを通したためか、あまり印象派陣営のイメージはありませんでした。
今回、特に記憶に残った作品群を以下の通り列挙しておきます。
特にジョン・シンガー・サージェントとチャイルド・ハッサムが新たな発見でした。
① メアリー・カサットの「裸の赤ん坊を抱く」カサットの十八番の画題ですね。聖母子像画をベースにした彼女の作品のひとつですね。
② ジョン・シンガー・サージェント「キャサリン・チェイス・プラット」黒ベースの背景はちょっとマネをイメージしますが、モデルのポーズや筆致はやや油分の抜けたルノワールな感じでしょうか(個人の感想)?
サージェントって聞くと、このオッチャンが浮かんでしまいました。
③ ジョセフ・H・グリーンウッドの「リンゴ園」は潤いを感じさせる画風はシスレーを彷彿させますが、より野性味を感じます。
あと構図の感じが、ディヴィド・ホックニーっぽい気がしました。
グリーン・ウッドって言えば・・・。
④ チャイルド・ハッサムは複数の作品が気になりました。
人物の手前に大きく木を配置した感じは浮世絵の影響?とか思いました。
⑤ デウィット・パーシャルの「ハーミット」は一見吉田博っぽい感じもしました。帰宅して見比べるとそうでも・・・?