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昭和42年男のカルチャー日誌

2023年9月23日(土)午前11時過ぎ「国立新美術館:イブ・サンローラン展 時を超えるスタイル」を来館鑑賞。
本年4月8日に「東京現代美術館:クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展を来館鑑賞した際に、ファッション業界情報弱者なため、「イブ・サンローランは、師匠のディオール急逝後、大抜擢されたんだ(驚)」位の体たらく振りなのですが、あまり時間をかけると大混雑する可能性もあり、付け焼刃ながら、録画していた「2014年制作の映画:イブ・サンローラン」を視聴し、自分なりに事前準備してトライしてみました。
先ず驚いたのは、チケット売り場とグッズ販売のレジ待ちの長蛇の列です。この雰囲気だと、第二のディオール展になる混雑振りの予感がしました。
入場に関しては、事前チケットを入手していたため、ノンストレスでいけました。
先ずは、イブ・サンローランの自画像写真が数点出迎えてくれました。アンディー・ウォーホルによる作品もありました。
その後、ディオール時代の作品や素描(?)からスタートしました。

ディオールを去った(放逐された?)彼は、永遠のパートナーであるピエール・ペルジェと組んで「イブ・サンローラン」ブランドを立ち上げました。

「タキシード」・「ジャンプスーツ」・「サファリ・ルック」・「トレンチ・コート」等々、その時代では、マニッシュなイメージが強いスタイルを女性的な服装として再解釈した様な作品群も印象深かったです。



あと、本人の旅行といった実体験を伴わない、彼の「机上」の想像から生み出された「異国情緒」味が強い作品群もインパクトありました。

彼の想像力が横展開した「異国情緒」的な作品群を堪能した後は、歴史の変遷といった時系列的な歴史の変遷という縦展開したエリアは服飾の歴史として紹介されていました。


「モンドリアン」・「ボナール」・「ピカソ」・「ブラック」・「マティス」等著名なアーティスト作品を独自解釈(?)したエリアは、自分の感性と彼の解釈を答え合わせする様な、面白みがありました。
大変楽しい企画展です。是非是非お薦めします。

同日、乃木坂から広尾に移動して「山種美術館:日本画に挑んだ精鋭たち」を来館鑑賞。山種美術館さん十八番の「菱田春草:雨後」や「上村松園:牡丹雪」が展示されていました。

あと、個人的に印象深かったのは、「千住博:ウォーターフォール」・「土田麦僊:大原女」あたりでしょうか?この企画展は終了してしまいました。

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