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昭和42年男のカルチャー日誌

2023年4月8日(土)11時30分から、「東京都現代美術館企画展:クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」を来館鑑賞。
人気爆上がりの本展覧会。4月分のチケット予約可能な受付初日午前10時開始に合わせて何とかおさえることが出来ました。来館当日も当日券は完売しており、ラッキーな当日券購入者が長蛇の列を成して入館待ちしておりました(驚)。
クリスチャン・ディオール自身はアーティスト志望だった様で、ポスト印象派(キュビスム・フォービスム)の画家連中とも交友があった様です。徐々にシュール・レアリズムの影響を受けて、その具体例として「マン・レイ」の作品が紹介されていました。
パリ万博を観覧しジャポニスムに魅了された彼の両親からの影響はそれなりにあった様です。あくまで私見ですが、そんなフランスの一般家庭は結構な数あったと思うので、そんなに協調すべき事柄なのかな?仮に彼がその点を強調したとしても、馬鹿正直に受け取るのもどうかな?と思ったり思わなかったり(販路先の国の虚栄心を煽るのは商売の常套策でしょう)。
日本かな~?これ(笑)↓

あと、1950年頃に、大丸や鐘紡と組んで日本マーケットに参入した時期があったんですね、知りませんでした。その時期の様子を撮った白黒写真も数点ありました。日本家屋と思しき畳敷きの部屋で洋装の服飾を針縫い(?)しているシーンが紹介されていました。
次にディオールブランドの歴代デザイナー毎の作品を展示したエリアは興味深く鑑賞出来ました。

ディオールの作品は当然ながら、イブサン・ローランの作品も紹介されていました。他のデザイナーは正直知りませんでした。1周か2周してか、2大巨頭(古参)のデザインが今風な感じがしたのは小生だけでしょうか?
本展覧会の目玉である作品を展示した巨大な滝は圧巻でした。

1階と地下1階どちらでも楽しめた「一粒で二度美味しい(古っ)」展示でした。他にもこれとか ↓

これとか ↓

も素晴らしかったです。
しかしながら、巨大滝に次ぐ位のインパクトがあったのはこれ ↓ でした。

ウェディング的な純白な服飾を集中的に展示したエリア。これはもうSFですね、宇宙船船内です。エイリアンを探してしまいました(嘘)。
あと、香水CMのアーカイブも楽しめました。欧米中心社会のジェンダー感の変遷も間接的ながら学べる内容だったと思います。

後半エリアでは、とうとう脳がパンパンになってしまい、最後は逃げる様にグッズ売り場へ。図録の値段は約6,500円でした、「高っ!!」と思いましたが、在庫切れでした。小市民らしく、ノートと鉛筆を数点購入して失礼しました。ディオールが好き嫌いではなくて秀逸なブランド戦略の好事例として来館鑑賞しても全然アリな企画展です。当日券しか無い様ですが、是非是非お薦めします(疲)。


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