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昭和42年男のカルチャー日誌

2024年1月13日(土)夕方、「新宿武蔵野館:ファースト・カウ」を鑑賞。開拓移民男子二人の小さな話ですが、鑑賞者サイドの神的目線からすると「そりゃそうだ(笑)」的なユーモラスなやりとりも散りばめられており、なんとなく面白みも感じる秀作でした。
TBSラジオの「アフター・シックス・ジャンクション2」で本作品を取り上げていた事も鑑賞きっかけになりました。
当初想像した通りのドラマ展開で逆に驚きました。
最近の韓流映画・ドラマに代表される設定や演出をパンパンに詰め込んで、猛スピードで大容量の情報を鑑賞者に浴びせるハイ・カロリーな作品群が面々と制作されています。そんな、ご時世の中、カウンター的に鑑賞者が、情報等をゆっくり咀嚼出来る様な脳や頭に優しい本作品が評価されたのも、さもありなんと思ったり思わなかったり。

主人公の二人 ↑ が「弥二さん・喜多さん」宜しく話を展開していきます。
エンディング・パートを若干手直しすれば、この作品、落語噺なりますね。昨今のサブスク作品を観過ぎて麻痺した頭を休憩させる位の軽い気持ちでで、映画館に足を延ばしてみては如何でしょう?

あと気になったのはネイティブ・インディアン役の女性ですが、
こちらは本作↓

昨年のマーティン・スコセッシ作「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」にも出演されていた俳優さんでしたね。

来館鑑賞をお薦めします。鑑賞後、久々に新宿中村屋でカレー食べました。

前日2024年1月12日(金)会社帰り「新宿武蔵野館:ミツバチと私」を来館鑑賞しました。
ジェンダーギャップに悩む少年の話でした。主人公の表情が愛らしいのが第一印象でした。
スペインバスク地方の美しい自然を描いた映像と主人公の家族(特に祖母・母・兄)の戸惑いながらも優しいまなざしで主人公と向き合おうとしているシーンが愛おしく感じました。

逆に父親の無力さも描かれていた様な気がします。
この事柄に関して不案内であり、あまり軽々に論ずるのは違うと思うので、この辺りにしておきます。
本作で一気に何か解決するわけではなく、未来への道程も不安定なままですので、正直、個人的には鑑賞後シンドイ気分にはなりました。

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