
ビジネスをはじめる為に必要なこと 【個人事業主編】
自分で事業をはじめる≒個人事業主として開業するのに必要なコトは
大きく分けると次の3ステップにまとめられます。
1 開業届けを準備、提出する
2 必要に応じて許認可を受ける
3 会計ソフトを用意する
それぞれについて、簡単ににまとめていきます。
【1 開業届けを準備、提出する】
個人事業主として、自分で事業をはじめるには税務署に開業届を提出する必要があります。役所に提出する書類って無駄に緊張しませんか?でも、今はその辺も優秀なサービスがサポートしてくれるので、安心して下さい。
開業届けに記載する内容は、大まかにまとめると、
・誰がどこで事業を行い、どこに税金を払うか
・どんな屋号で、どんな事業をいつから始めるか
・税金の報告の仕方をどうするか
という内容になるかと思います。
(かなり大まかにまとめていますのでご了承下さい。)
まず、「誰がどこで事業を行い、どこに税金を払うか」ですが、要するに開業する人の情報と、その人の事業所在地です。多くの個人事業主の方は開業当初から事務所を構えることはせず、自宅を事業所在地として登録すると思いますので、自分の氏名/生年月日/住所/電話番号が基本情報となります。また、個人番号(マイナンバー)も必要となります。
次に「どんな屋号で、どんな事業をいつから始めるか」です。法人の場合、○○○○株式会社や株式会社△△△△というように法人名を決める義務があります。一方、個人事業主の場合は、屋号の設定は義務ではありません。屋号を決めずに個人名で仕事をしても問題ないので、決めるのが面倒な場合やフリーランスとして個人で活動する場合は屋号を決めなくても問題ないようです。
ただ、個人的には仕事の進めやすさ(名刺の見え方等の印象が変わるとか)、ゆくゆく従業員を雇う可能性も考慮すると屋号は決めておいたほうが良いと思っています。
また、個人事業主として運営していくなかで、屋号を変えたくなったり新しく屋号を設定したくなった場合は、税務署への届出の提出で簡単に変更ができるそうです。
「どんな事業をいつから始めるか」については、「職業」と「事業の概要」という欄が「どんな事業」にあたりますが、これは自由に記載ができます。他者から見てどんな職業かがわかり、具体的な仕事内容がわかれば大丈夫なようです。税務署で記載方法を相談してみても良いかと思います。
いつから始めるかについては、そのまま開業する/した日付を記入します。
最後に「税金の報告の仕方をどうするか」です。これは備忘録として別途まとめますが、確定申告の仕方を選択できますが、節税効果を上げる為に青色申告申請を開業届と一緒に提出するのがオススメのようです。
この確定申告には大きく3つの種類があります。
上の表を見て頂ければ節税効果の大きさはわかると思いますが、帳簿の作成が大変そうな印象も受けます。そこで、【3 会計ソフトを用意する】に繋がるわけですが、次のステップの話を先に記載します。
【2 必要に応じて許認可を受ける】
事業を始めるにあたって、事業内容によっては保健所等から許認可を受ける必要があります。代表的な許認可が必要な事業と、許認可の申請先をざくっとまとめたものが、こちら。
上記が全てではありませんし、事業内容によっては複数の許認可を別々の窓口から受ける必要もあるので、要注意です。
【3 会計ソフトを用意する】
開業届を提出し、必要な許認可を受けたあとは事業を開始できる状態ですが、先述の通り確定申告の際には様々な帳簿を作成しなくてはなりません。
個人事業主の場合、1月1日から12月31日が会計年度となり、翌年の2月16日から3月15日までに確定申告を完了させなくてはなりません。帳簿の種類が多く、手続きも一筋縄ではいかないことが多いようなので、事業を始めるタイミングで、確定申告のことを見越して、会計ソフトを用意することが重要です。
費用/知識/効率の面から見ても、今となってはメジャーな言葉となった、「クラウド会計」のソフトを利用するのが一般的になっています。もっとも導入事業所数が多いのがfreee、会計知識を持った人でも使いやすいと評判のMF会計クラウド、会計ソフトといえばな弥生会計オンライン…などなど が有名です。
こういったソフトを自分の事業運営との相性を考えながら選択し、開業当初からしっかりと帳簿作成の基盤を作ることが後の確定申告や、それによって得られる節税効果に影響を与えてきます。
クラウド会計ソフトの比較については別途まとめたいと思います。
まとめ
個人事業主としてビジネスを始めるには開業届を出して、許認可を受けて、会計ソフトを用意すればOKなようです。実はこんなにハードル低かったんですね。知らないが為にもっと大変なイメージでしたが、調べてみるとそんなことはなさそうでした。
※初めてのnote投稿かつ、備忘録的な意味合いも持たせたものになりますので、問題があればご指摘頂けますと幸いです。随時修正対応致します。