「おめでとう」より「ありがとう」が先に。(シーオン6daysとエンタメと)
※ほんの少し重くなりそうな文章を、極力軽く書く所存。
※※ツーマン終わりに構成考えてたんだけど、ワンマンラストでふっとんだ!!シーオンさん、メジャーデビューおめでとう!!!
エンタメのイメージ
エンタ…まで聞くと「エンタの神様」が頭に浮かぶ世代の人間である自分にとって、エンタメはファストフードの消費に近いイメージがある。
エンタの神様やレッドカーペットのショートネタが長く感じるほどに、短い消費用コンテンツが溢れる時代になった。
TikTokだけでなく、YouTubeでもInstagramでもショート動画が垂れ流され、ただでさえ短かったネタも切り抜かれたりしている。
10年近く前に映像授業の分析を行っていたとき、離脱時間が7〜9分だという結果がでたことがあった。
ところが、最近TikTokの離脱時間分析をしたら大体2秒だった。2秒で興味の有無を判断する時代。
(だから、毎度駄文長文垂れ流してるnote見てくださる人は、ありがたいけど興味ある人か変な人)
とりあえず、エンタメという言葉はそういうインスタントな消費のイメージと結びついて、あまりいいイメージをもてていなかった。
「自粛」に逃げたら楽になりそう
元日、大きな地震があった。
自分の住んでいる地域は大きな人的被害がある地域ではなかった。
ただ、同じ県内が大きな被害を受けているということは、友人や親族が大変なことになっている人もまた、大量にいるということだ。
業務も、イレギュラーな出来事に対応する緊急時体制になる。もちろん、何も被害がないわけではなく、その対応も必要だ。
そんな中で、正直どんな心境で笑ったりライブに行ったりしたらいいのかよくわからなかった。
周りがどうこうではなく、自分の感情のもって行きどころがわからない。
無駄に共感とか感受性とかが発達している自分にとって、このタイミングで使う「自粛」はだいぶ楽だなと思った。
悲しいとか悔しいとか苦しいとか明言するほどじゃないんだけど、自分で感情を整理できないから、一旦決着をつけることを後回しにする言葉。
1/8〜13は毎日ライブに行ける予定だったけど、「自粛」しようかな、という考えもよぎった。
C;ON's Love Call vol.2 day3
結局、最初の2日間は行けなかった。
行けなかった、けど頑張れば特典会には間に合ったんだと思う。だから「行かなかった」のかもしれない。
3日目、MOSさん。
大好きなジョジョ5部の処刑用BGMをコラボするって言ってたな、とか。
一応、すぐに愛佳ちゃんの心配ポストにコメントつけたけど、居住地を言っちゃってるから気にさせてたら悪いな、とか。
通しで整理番号6番なのにフィロのスしか行かないのもったいないな、とか。
色々な言い訳を自分の中で作って、初めてライブに行ったときくらいのちょっと重い足取りでキネマ倶楽部に向かった。
結論、3つの観点から本当にこの日行ってよかった。
1.音楽がとてもよかった
まず、シンプルにMOSさんがかっこよかった。本当はワンマンに行きたいくらい。
もちろんジョジョの3部も5部も最高だったし、全然しらない曲でも音が強すぎてめちゃくちゃ楽しかった。
シーオンもやっぱり大好きだなと再確認できた。
鼓パレ→SHAKEで楽しんでからのINVADER→Now or Never→Noisyのラッシュやばすぎ。強すぎ。
ライブ自体じゃなくて音楽がよかったと書いたのは、2マンの相手に対するリスペクトを感じない客層がはっきり自分とは合わないなと思ったから。
いい悪いじゃないんだろうけど、自分とは合わない。
まあでもとりあえず音楽がとてもよかった。コラボのLast Orderとかボーカル押されるくらい音が強かったもんな。またやってほしい。
2.先輩ヲタクたちに挨拶できた
これも自分の中ではとても大きかった。フィロのスもシーオンも、自分がよっぽど空気読めてないパターンじゃなければ最前管理みたいなのはない、はず。
とは言え、いつも「新規の私が図々しくなかろうか」という思いがついて回る。いや、図々しいのは承知してるんだけど、何というか「めちゃくちゃ嫌な思いをさせてないだろうか」は気にする。
引越しと転職でこびりついた「郷に入っては郷に従え」精神。
コミュ力の低さで自分から声をかけられないこともあり、基本的には1人でいって早めにチェキ撮って、すぐ帰る。もしくはパートナーと行って、2人で帰るので、現場でコミュニケーションが発生することはほぼない。
それはとても気が楽なんだけど、関係性がないと注意もしてもらいづらいので、挨拶できる関係性がつくれることも大事。
もう1点、これは結構純粋に、ひっそりと、先輩ヲタを「かっこいいな」と思っている。
なんなら、勝手に見ている(旧)Twitterのポストを慣れないアイドル追っかけの指針にしてる節もある。
そんな先輩たちがハマった経緯とか、仕事の話とか、地元の話とか聞けたのは嬉しかった。ラッキー。ちなみに、その次の日のフィロのス対バンでもさらに何人かとお会いできた。ありがてぇ。
3.特典会がよかった
この日の午前のテンション的には特典会には行かないかもと思っていたけど、音楽最高すぎて余裕の参加。
短い特典会でしゃべれる時間、せっかく最高のライブを見せてもらって、本当は疲れてるはずだから極力ネガティブな話題にはしたくないというめちゃくちゃどうでもいい自分ルール。
そんなの関係なくなるくらい、開口1番「心配してた、無事でよかった」と思いやってくれる人たち。今の状況をちゃんと説明できた。
少なく見積もっても、1年に3000人くらいとはチェキ撮ってるはず。結構常にいる人40、近場や大事な時にはくるファン700、各イベントの新規50×30くらい。いや、さすがにもっといるか。
そんな中で、自分に使う脳の容量もったいないよと思いつつ、ありがたいなと思った。
そういう一つずつ丁寧に積み重ねてきた関係性が、これからも絶対にシーオンの強みになるはず。などと謎目線だけど思った。
そして、フィロのス
詳細はこちら(先輩のnoteを勝手に引用)
自分がシーオンのチームにいたら。
5日間のツーマンそれぞれにシーオン成長のテーマをもって挑むと思う。
いや、もちろんメンバーの憧れとか希望とか関係性とか色々あるんだろうけどね!
1日目はボーカル、ライブにまだきてない人たちでも「楽器隊がいる色物アイドル」と思わない、最高のボーカル2人が歌で、声で勝負するという意味を。
2日目は独自性、アイドルかどうかは今後もついてくる話題だろうけど、その紆余曲折を乗り越えている背中を。
3日目は楽器隊、音で圧して、聴かせて、魅せて、ノせる。かっこよさも可愛さも、唯一無二で最高な楽器隊のさらなる伸び代を。
5日目はkawaii、avexがどのくらい本気か分からないけどシーオンは世界に出ていけるポテンシャルがあると思う。日本でのバズが先かは戦略次第だけど、武器としてのnew kawaiiを。
じゃあ4日目のフィロのスは?
自分は、場づくりだと思っている。フロアを巻き込んで、最高に幸せな空間をつくりだすこと。
もちろん大手がお金をかけてるライブもテンションがあがる。MCが上手いグループも、歌が上手いグループも、それぞれ盛り上がる。
でも、それだけじゃない「個性」を生かした、幸せが溢れる場をつくることができるフィロのスは本当に最高だと思う。
奥津マリリさんが空気つくるの強いのは、もはや才能なんじゃないかと思っちゃうけど、あの幸せな「場」に関してはあんぬさんがいることが本当にいいなと思ってる。
日向ハルさんは好きすぎてちょっと冷静にはわからなくなってるんだ…歌もダンスも笑顔もお顔も…
ののちゃんとななこちゃんもすでに最高だけど、この2人がさらにピタッと生かせたらさらに跳ねると思うんだな。まだまだ楽しみ。
毎回のことだけど、フィロのスのライブでようやく自分の傷とかすり減ってる感情とかに気づける。自分で気づけてない部分まで満たしてもらえるから、いつも100%更新して最高だと感じるんだな。
だからこそ!シーオンのメンバーがフィロのス好きなのは知ってるけど、「ファン」じゃなくてリスペクトをもったまま2マンで勝負することが大事だと思った。
結果、最高だった。デレデレなしおんさんも、リスペクトの形が最高のシスターで届けられてた。
ちゃんと対バンやって、リスペクトあるまま真剣にぶつかってるの最高の場だったし、やっぱりフィロのス凄いなって思った。
奥津さんも同じ解釈だった。
「ひとつの良さ」って書いてるあたりが、自分よりバランスがいい表現で、やっぱり奥津マリリ最高だなって思った。あと、私って言ってるのも可愛い。
6日目、最終日、ワンマン
バンドセット。
新曲からスタートしたセトリ。
披露された新曲は3曲。
しおんさんの歌が強い。
愛佳ちゃんの感情がのってる。
あみちゃんの音が強い。
せいなちゃんの表情が魅力的。
かこさんの演奏がかっこい。
これがシーオンだ!!!
そして、重大発表。
エンタメ、大事。
何にも考えず笑顔になれること。体を動かして、声を出せること。感動の涙を流せること。
タイミングによるけど、極上のentertainmentに触れることで、回復できる何かがある。
今の自分にとって、これは大切な気づきだった。
元々もっていたエンタメの「消費」のイメージと、「回復」ってなんだか全然ちがう単語だなと思う。
それに気づかせてくれたシーオンさんたちがこの後、TikTokから火がつくのか、TVか、アニメタイアップか、ファーストテイクか、Got Talentか、海外公演か、戦略はわからない。ただ、売れる準備はできているはず。
売れたら一定層から消費される時期が絶対にくるんだけど、自分たちのことを無理して消費しないでほしい。いつでも、物理的にも心理的にも可能な限り近くで応援してる。
完全に「おめでとう!」のタイミングなんだけど、それよりも先に、出会ってくれてありがとう。今まで、灯を絶やさずに繋いできてくれてありがとう。
シーオン気になった方に、何本か楽曲入れた記事を。
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