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【しない子育て】 「お母さん、校長先生に言ってきて!」
小学6年の息子が
私の帰宅を待ちかねていたかのように言ってきた。
私 「どうしたの?」
息子「あの担任、もう耐えられない!
絶対におかしい!!!」
私 「うん、前からそんなこと言ってるね。
今度はどうしたの?」
息子「上着を脱げと言ってながら
暖房を入れてくれないし
スイッチ触ったから1週間禁止とか言ってきた」
私 「そうなんだ。寒くて勉強にならないね」
息子「それに。
手を洗う時の泡石鹸を使いすぎるからって
廊下にみんな一列に並んで手を出して
そこに先生が1プッシュずつしていくの。
馬鹿らしくて、やってられない!!!」
私 「そうかぁ。
それで、私は校長室に行って何をしたらいいの?」
息子「あの担任、おかしいからやめてくれ!って
お母さんが校長先生に言ってきてよ」
私 「自分で先生には言ったの?」
息子「もう何度も言ってるよ!みんな言ってる!」
私 「そっか。じゃあ、あなたが私に頼んできたから
私は校長先生にアポを取って話をしてくるね」。
息子「うん!」
私 「だけど、私が校長先生に言ったからといって
先生がすぐに変わるとは思わないでね」
息子「えっ?! なんでっ??!!」
私 「あなただって、私が注意をしたからといって
行動を変えたりしないでしょ。
先生だって、同じじゃないの?」
息子「うーん・・・」
私 「まぁ、あなたの頼みだから
校長先生には言いに行ってくるよ。
改めて、何を言ったらいいの?」
息子「だからぁ・・・」
そうして私は
小学6年の息子の頼みを受けて
校長先生にアポイントを取った。
学校を変えようとか
担任を変えようとか
その気は私にはなかった。
その前にもっと大きな問題があり
校長・副校長だけでなく
教育委員会にも何度も連絡しても
暖簾に腕押しだった経験があるから。
さらには
シングルマザーで
養育費もなく生活するのに精一杯。
私にとって
息子からの信頼こそが大事。
息子に依頼されたら
私にできることと
私にはできないことを明確にする。
やると伝えたことは絶対にする。
結果は私の影響外。
私の関心は
息子のリクエストに応えて
信頼関係を築いておくことだけ。
校長先生との話は・・
想像して行ったこと以上にすごかった。
校長先生
「そうなんですよ。
あの先生には、私たちも困っているんですよ。
お母さんも先生に直接、言ってやってください!」
私
「・・・・・」
その話を持ち帰り息子に伝えた。
息子は逆に
諦めと開き直りができたようだった。
息子は私に
「また今日もさぁ・・」と吐き出しながらも
休むことなく登校していた。
休むと、友達と遊べないからね笑
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