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【しない子育て】 子育ての「関ヶ原」③ 盗みをした息子への対応
子育てでは親が絶対に負けたらいけないことがある。
それがこの息子の盗みをしたときだった。
もし私が負けていたら、息子の「今」はどうなっていたか。
このときは一緒に考える父親(夫)がいないこと
ひとりで子育てしていることのしんどさを痛感した。
私は自分の職場と
息子の学校に電話をした。
「今日は午前、お休みをします」。
じっくりと向き合う
時間の確保ができた。
息子は証拠のビニールを見せられても
わたしが何を質問しても
「僕は知らない。僕のじゃない」。
繰り返していた。
そこで私は伝えた。
「あなたじゃないと言うのは分かった。
あなたの言うことを信じるよ。
だけど、うちでこういうことがあったということは
学校で流行しているカードのことだし
他の子達も何か起こってないか心配だから
このことは先生に伝えるね」。
息子は狼狽した様子で言ってきた。
「どうして、うちの中のことを
わざわざ学校に話すの?」
私 「我が家で起こってることが
他の家でも起こってないとも限らない。
あなた方友達同士でしているカードの話だから」
そんな話を少し続けた。
そこでようやく息子は観念したらしい。
息子「僕が盗んだ」。
その言葉を聞いて
私はホッとした。
どうしてお金を盗んで
カードを買ったのか
その理由を息子に聞いた私は
自分が問題を引き起こしたことに気付かされた。