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「失礼しました」は謝罪か
私の回答は、「軽い謝罪」。
「申し訳ありません」とは同義ではなく、つまりきちんとした謝罪ではない。
ググってみると、例えばこんな説明が出てきます。
・礼儀にかける言動やちょっとしたミスに使われる言葉。謝罪のニュアンスは含まれているものの、謝罪の言葉ではない。
・相手に礼儀を欠いたことに対するお詫びの気持ちを表現する言葉。お詫びそのものへの言葉として使う事はできません。
・敬語として正しいものの、謝るときには向きません。
とは言え言葉の解釈・使い方は人それぞれ。
これを使われたときにどう受け止めるか、が私がもやもやしていること。
私は「きちんとした謝罪ではない」と思っているので、謝罪の場面でこれを使われると「あれ?」と思うわけです。
私の周りに3人います。「失礼しました」を多用する人が。
私にはそこは謝罪のシーンでしょう、と思える場面でも、「失礼しました」を使っている。
これは、
1.「失礼しました」で謝罪している(つもり)
2.謝罪するほどのことでもないと思っているからあえて「失礼しました」と言って(書いて)いる
のどちらなんだろうかと、私はぐるぐる考えるわけです。
なんとなく私が受ける印象では、「失礼しました」でおしゃれに謝ってるつもりのような気がする。
偶然なのか必然なのか、この3人は同じ世代。私より若い世代です。
言葉は変化するし、辞書だってどんどん変わっていくから、この人たちにとっての「失礼しました」は、これがスタンダードなんだろうか等々と思いをめぐらせています。
「失礼しました!!」とか書かれた日には、もう何を伝えたいのかさっぱり分からなくなるけれど。
少なくとも自分は自分が伝えたいことを的確に伝えられる表現を選びたいと思う日々。
だから言葉はおもしろいです。
(今日の1枚は、2014年4月ヨルダンにて。)