クリスマスいちおしムービー特集(2023)

さて来週はいよいよクリスマス!
ここらで、本年クリスマスいちおしムービーを一つご紹介したく存じます。

最近ディズニー+に再ジョインしたのですが、11月の加入ということもあって、クリスマス系の作品を自動的におススメされてました。
おススメされたからには、押しに弱い私、断るわけにもいかず、1作品楽しませていただきました。

これがね、本当に良かった。
その名も、「クリスマスを駆けぬけて」
確かに中盤からラストにかけていい感じの疾走感がある映画でした。
コメディ、感動、マジック、アクションとバランスのいい作品。
以下ネタバレ含みますので、知りたくない人は、とりあえず映画見てください。いい作品なんで。

主人公は、8歳くらいのだいぶ早い段階でサンタの存在に幻滅してしまった、現在多分40歳近くのカウンセラー。小学生中学年くらいの娘のパパもしてます。ちなみに奥さんとは別居中。
色々抱えてそうなキャラです。

人の心を助けるという仕事に生きがいを見出していて、良い人柄なのですが、肝心の自分の心は助けられてない。信じる心を失っています。まあ、当然っちゃ当然。人生の中で厳しい現実に裏切られてきたのでしょう。信じたとこでどうせ裏切られるだけと冷めてます。

ここに、サンタさん登場。父と娘の親子水入らずのクリスマスにひともんちゃく持ち込んできます。このサンタがなかなかの曲者。一見サンタの恰好をしたとんだおっさんに見えます。が、お仲間?に見えなくもないワルな輩へのリアクションからだと怪しいやつにも見えてくるし。でも、サンタとしての発言には信ぴょう性がないわけでもないし。。。まてよ、本当にサンタか?!と視聴者を惑わせる少なくとも3重人格の持ち主。

隣人宅に侵入したこの自称サンタを助けようとする主人公が、運悪くクリスマスの大冒険に巻き込まれます。そして、その大冒険の最中、信じるか/信じないかの戦いが主人公の中で巻き起こります(先述の怪しいサンタを起点として)。
とっくの昔に諦めてしまった「信じる」ということ。サンタという「信じる」OR「信じない」対象への気持ちの乱高下を通じて、最終的には「信じてみる」ことの大切さを再確認します。信じることによる人生の可能性や美しさに気付きます。だから、勇気をもって一歩踏み出します。

この世知辛い世の中、確かに、信じて裏切られたり、傷つけられたりします。
だから、もう傷つかないために、信じることをやめてしまいたくなります。
可能性を信じないで、安全な方に逃げたくなります。
それが賢明かもしれない。

でも、信じないことで、見過ごしてしまっているチャンスや美しい瞬間があるかもしれません。
信じてみることで、見えてくる価値や新しい可能性・世界があるはず。
探り探りでもいいから「信じてみる」。その大切さを主人公は学びます。そして、見ている私も学びました。

ラストはディズニーならではのお約束でした。期待を裏切りませんね。

本作品のメインではありませんが、ギャグセンもキレッキレなので、その手の映画が好きな人にもおすすめ。
特に、先述のサンタが可愛すぎるので、一見の価値ありです。

クリスマス当日、おうちでまったりの方はぜひ見てみてね。
良いメリークリスマスを。

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