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英語に関するQ&A(106)TOEICを分析して点数アップ

本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り


2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験をコツコツと書いていきますのでよろしくお願いします。


Q:TOEICを受験しました。
L315 R215でした。
600点を超えることを目標にしています。

TOEIC結果通知から分析して下さい。



A.TOEICの試験の通知を拝見すると、
①listeningの項目の中では、”長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる”という項目が平均スコアよりも著しく低く、
②Readingの項目の中では、”1つの文書の中で、または複数の文書館でちりばめられた情報を関連付ける事ができる”という項目で平均よりもかなり下回っていました。


①リスニングセクションでは、Part4=ナレーション問題のスコアが伸びなかった可能性が高いです。
TOEIC500〜600点前後の方が、Part4のスコアを少しでも上げるには、どこかの部分で潔くあきらめる必要があると思います。
聴き取るのが難しかった問題をあきらめ、次の問題を先読みしておいて、次の問題を万全の状態で準備する方がスコアは取れると思います。
600を目指すのであればこのやり方の方が近道だと思います。


②リーディングセクションでは、、part7の中のダブルパッセージ、或いはトリプルパッセージのスコアが伸びなかった可能性が高いです。
Part7の中のマルチプルパッセージに関して、おそらくTOEIC500~600前後の方だと、番号順に問題をこなしていくとマルチプルパッセージの問題(175~200)を全部解くには時間が足りないのではないでしょうか。
そうなると必然的に正答率は下がります。
マルティプルパッセージの問題の方が、自信のある答えがある可能性があります。
シングルパッセージの後半(問題ナンバー165〜174位まで)を後回しにして、マルチプルパッセージにざっと目を通して、簡単な問題を先に答える方が素点が上がる≒スコアが上がるかもしれません。


まとめると、、

・リスニングセクションpart4では自信のない問題に固執せず、正解にある程度自信がある問題の準備を怠らないようにする。
・Part7でも、問題の順番通りに回答するのではなく、自分にとって自信のある問題を先に心がけるようにする。



アドバイス vol.42、vol.46、vol.47、vol48、vol.49でもTOEICのスコアアップに関するトピックについて触れています。
そちらのエピソードについても一度ご覧になってみてください。



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