QNAP がやってきた!
(この記事は 2021年5月末 くらいの情報です)
NAS ってロマンですよね!
その中でも、多連装 NAS っていつか所有したいアイテムの一つなんじゃないかと思います。
なんに使うかじゃなくて、それを持ってること自体がうれしいというか。
MLRS ってかっこいいよね的な。
異論は認めない。
そんなわけで、中古というかオークションで QNAP TS-859 Pro+ 買っちゃいました!
なお、この記事は筆者の喜びが溢れているだけで、他の方に有益な情報は含まれておりません、多分。
うぇーい(うかれぽんち)
あ、ベイが1つ抜けてるのは動作検証中の写真だからです。
古い機種なので GbE しかないし、拡張スロットもないし、CPU も メモリ も貧弱だけど、家に 8-Bay NAS がある幸せ!
ミッション1(初級): HDD を挿入せよ!
とりあえず何もしないで電源入れたら、初期設定中に「とりま HDD 入れろや」と言われた(実際にはエラーになったわけでなく、ストレージ設定をしないと先に進めなかった)のでベイを引っこ抜いて HDD を付けます。
上の写真はこのタイミングのものです。
皿ネジか…
とりあえず手持ちの小さなやつで止めてみる
うーん…無理やり入ることは入るんだけど、中で引っかかって出てこなくなりそう。
仕方ないので皿ネジを買いに出かけます。
家の近くの工具小売店には無かったので、ヨドバシまで走ります(バスが)
#6 32×5.5mm インチネジ というものが良いらしいです。
最近の HDD はねじ穴が浅いので 5.5mm じゃなくて 5mm の方がいいという噂もあったけど、5.5mm しかぶら下がってなかったので。
なんでインチネジなのに長さはミリなんだ。
というかインチとか滅びればいいのに。
いい感じになりました!
この状態で指で触って、少しでも出っ張っている場合には、中で引っかかってトレイが出てこなくなる可能性があります。
構造上(ガイドがハの字になってる)、入るときは力づくで入るんだけど、抜くときは引っ掛かります。
トレイ挿入時にかなりキツいようであれば、無理せずに一度締めなおすが吉。
ちなみに、その後調べたところQNAP 純正のネジはとてもとても良いものらしいです。高いけど。
8-Bay だと都合 32個も必要になるしね。
今、1トレイ2個しか締めてないけど。
ミッション2(初級): OS をアップデートせよ!
そんなこんなで古臭いインターフェースをぽちぽちしながら、初期設定終わりました。
まず最初に OS を最新にアップデートします。
ネットワーク繋がってればこれもポチポチするだけです。
浮かれててここまでスクショとってませんでした。
なんてこった。
で、待つこと数分…
おお、見慣れた QTS の画面が!
こんな古い機種でもちゃんと動くんですねぇ。
ミッション3(中級): 内部を確認せよ!
ここで一旦電源を落として中身を見ていくことにします。
背面のケースとカバーをまたぐように保証シールが貼ってあって、カバーを外すとシールが破れて保証が無くなるんだけど、そもそも保証なんてないので無視して破ってしまいます。
80Plus(ノーマル)な電源とか積んでました。
壊れるとしたら恐らくここが最初なんだろうなぁ…代わりの電源入手できるんだろうか?
電源ケーブルを外すとメモリモジュールにアクセスできます。
分解ついでにファンの交換もしちゃいましょうね。
ミッション4(中級): メモリを交換せよ!
TS-859 Pro+ に付いているメモリは 1GB です。
調べてみると 2GB まではいけるらしい。4GB は動かないっぽい。
とりあえず外してみた。
シングルランクのメモリっぽいので、そこだけ合わせて差し替えます。
んんん?
DDR3 じゃん!
DDR2 って聞いたんだけどな…なんだったんだろう…
しかも用意したやつ 2R じゃん、全然ダメすぎる(笑)
というわけで、横から DDR3 を取り出します。
じゃじゃん♪
って、DDR3L だな…
まぁ、起動して 2GB になってるっぽいので、とりあえず問題なし。
ミッション5(上級): ネットワークを高速化せよ!
せっかくの多ベイの NAS だけどネットワークが遅いと性能が発揮できません。
GbE だと計算値でも 100MB/s ちょっとくらいだし。単体の HDD よりも遅いんですよね。USB の時にも書いたけど転送速度のインフレえぐい。
(そういやあの後結局我慢できなくなって部屋中を 2.5GbE で配線しなおした)
最近の QNAP は PCIe スロットがあって 10GbE カードとか挿せるんですが、こいつにはありません。
しかし、幸いなことに GbE が2つついてます。
なので、こいつをポートトランキング(リンクアグリゲーションとも言う)して、2GbE として使いましょう!
といっても、1セッションは 1G 超えないわけだけど、同時アクセス性が少しでも高くなれば。
うちは既に全体が 2.5GbE 環境になってるんだけどアンマネージド Hub ばかりで 802.3ad できないので、そのへんができそうなものってことで MS510TX を購入。
(NAS本体よりずいぶん高いな…)
全ポート 10GbE も考えたんだけど RJ45 だとまだまだ発熱がやばいってことなので経過措置な感じで。
将来家を建てたら(いつの話だよ)全部屋を光ファイバーで接続したいね。
それはともかく、
1GbE × 4 あるので、このうち2つを TS-859 と繋ぎ、
2.5GbE × 4 あるので、ここの1つを現在のネットワークへのアップリンクにします。
…と、配線して色々テストしたんだけど、どうも複数 PC から同時アクセスしたりしても片ポートしか使われないな?
balance-alb するとタイミングによってはうまくいくような…いかないような…どっちにしても arp テーブルが汚れるからやりたくないし。
で、調べてみたら、NETGEAR はフルマネージスイッチでないとスイッチ側からの分散アルゴリズムを選べないらしい。なんてこった!
現状だと(NETGEAR なら)このへんか…
遊びで買うにはさすがに高すぎるな…
とりあえず、後回し!(ミッション失敗!)
ミッション6(最上級): 置き場所を考えよ!
こいつ、機能の割には小型というか、必要最小限ってサイズで思ったよりも小さいんだけど、それでも大きいは大きいです。
プリンターよりは小さいかな?くらい。
あと重い(HDD 重いからね)
なので、置き場所を選びます。
PCの上に棚作ってみた。
整理されてない USB HDD がたくさん。
もう、部屋が限界です。
ミッション7(絶級): 用途を考えよ!
さて、何に使いましょうかね…
(所有が目的という本末転倒パターン)
当面は古くて小さい HDD をいくつか入れて容量と速度を稼ぎ、Plot の 2nd cache & 最終生成地が良いかな、と思ってはいる。
RAID5 × 1 にするか、RAID0 × 2~3 にするかは未定。性能次第だな。
最終目標は、14T とかを 8台で RAID6 にして、80TB ストレージとかにするのがロマンだよなぁ(一周して使い方の話じゃなくなってることに気付くのは後日のことであった)