【一周忌まとめ】切り絵によりアヴァリスの装いを増やす試み
はじめに・地獄めぐりについて
2023年6月2日、twitterでの『ニンジャスレイヤー』リアルタイム連載内にてアヴァリスが爆発四散した。筆者はめちゃくちゃアヴァリスを応援していたので大いに落ち込み、落ち込んだ勢いで全ジツ調査をやったり植生推定をやったりした。
その後しばらくは忙しいのもありアヴァリスについての記事を書けていなかったが、正直まだそんなに立ち直れていない。存命中にろくに絵を描いてやれなかったことが心残りとして大きい。
筆者の創作筋はここ数年ヘニョヘニョに衰弱しており、二次創作小説や漫画はおろか、背景すらない一枚絵でも以前の体感5倍くらい時間がかかっている。アヴァリスは本編でかなりいろいろな服を着ているにもかかわらず、全然描いてやれないうちに死んでしまった。今思い出しても歯がゆい。そうこうするうち1年が経った。
アヴァリスの一周忌が迫る2024年6月は、梅雨の足並みが遅れてすっかり花の季節が続いていた。そこでひょっこり思いついたのが切り絵での衣装変更だった。アヴァリスを1枚描いて印刷し、装束の部分を切り抜けば、その辺の植物に重ねていくらでも衣装替えができるのではないか。
思い立ったのは6月1日、手を動かし始めたのは6月2日(※一周忌当日)である。筆者はたまたまこのとき大分・別府旅行に来ており、早朝から温泉宿でiPadイラストRTAを実施。コンビニのネットプリントで絵を出力しつつ、カッターナイフを同じコンビニで購入。既にぼろぼろだったスマホケースをヴァルハラに送ることに決めてカッターマットに任命し、ずたずたのスマホケースとアヴァリスの切り絵を無事生成。アヴァリスの衣装を増やすため、ついでに観光のために鉄輪温泉へ向かった。
別府市の中央やや北に位置する鉄輪温泉は、人類が浸かれる温泉はもちろんのこと、目にもおもしろい多種多様な熱湯や噴気、熱泥が噴き出す(ここでは「地獄」と呼称)大分県トップクラスの観光地だ。代表的な七地獄については地元の地獄組合がセット入場券を販売しており、地獄めぐりツアーとして好評を博している。筆者も買った。つまりこの記事に登場するアヴァリスの衣装ロケ地は原則すべて別府地獄めぐり圏内である。
本編でさんざん思うままに殺し、侵食し、大口を叩き、黒魔術的モチーフに彩られていたアヴァリスに地獄というのも良く似合うかもしれない。なお、別府の地獄には地熱で暖められた温室などが存在し、通常日本には自生しない南国の植物も多くみられた。海の底には都があるし地獄には花がよく咲くのだ。
以下、撮影した植物種ごとに写真を紹介していく。植物種の大まかな特徴についても触れていく。
写真紹介
1 ヒメジョオン (Erigeron annuus)
記念すべき1種目はヒメジョオン。ナチュラルな緑の地に白い花柄の、だいぶかわいらしい外套になった。
ヒメジョオンはキク科ムカシヨモギ属の1~2年草で、北米原産の侵略的外来種。愛らしい花をつけるが雑草としては厄介。同属のハルジオンと外見も名前もそっくりで紛らわしいが、今回は現地で見た蕾の向きなどからヒメジョオンと判断した。花が紫っぽいこともあるが今回は白い花のみ見かけた。
なお、天ぷらやおひたしにできる可食野草でもある。味は春菊に似ているとのこと。ヤギにもうれしい逸品。
2 アジサイ類 (Hydrangea spp.)
2種目はアジサイ類(園芸品種は同定困難のため「類」をつけておく)。白い八重咲のこの株は花が尖っており、清楚かつソリッドな印象。背景に茎の明るい緑がくることもあり、なんとなく貴人っぽさが出る。
淡い青の株で撮ると急に印象が丸くなる。ホンアジサイと思しき王道の手まり咲き(花が球状につく咲き方)、花弁自体の丸み、日が翳ったタイミングもあり全体的に穏やか。
濃い青~紫がぎっしり生地に来ると一転してゴージャス。アジサイの中では悪役っぽさは最も出るかもしれない。八重の立体感も見ごたえあり。
アジサイは、その名の通りアジサイ科アジサイ属の落葉低木。日本原産。花冠のように咲くガクアジサイを原種として、そこから品種改良で発展した手まり咲きのホンアジサイ、小ぶりで葉がマットなヤマアジサイなどがおり、しかもそれぞれ掛け合わされてさらなる品種が生み出されている。
なお、ヤマアジサイの変種・アマチャはその名の通り甘茶の原材料だ。生の葉は苦いが発酵させると甘味が出る様子。ただし一般アジサイは有毒なので、間違えないよう要注意。ヤギが食べようとしたら気を付ける必要あり。
3 スイレン類 (Nymphaea spp.)
3種目はスイレン類。水面にピントが合っていないこともあり、期せずして印象派コーデになった。濃い紫が遠目にも鮮烈。
この黄色いスイレンは温室に居たため、ほぼ確実に熱帯スイレン。大輪の中央が服のセンターに来ると放射状のかっこいい柄に見える。アシンメトリーなのもあり、なかなかセンスのいい一着。
スイレンはスイレン科スイレン属の多年草。世界中にさまざまな種がいるが、元々日本にいるのはヒツジグサの1種のみで、他は全て外来。よくハスと間違えられるが、ハスは葉に切れ込みがなく、表面が水をはじき、葉が水上に飛び出せる。スイレンは葉に切れ込みがあり、表面がさほど水をはじかず、葉が水上に飛び出せないため意外と見分けやすい。
なお、スイレン属にはアルカロイドを含む種もいるため、うかつに食用にはしない方が無難。レンコンも茎もおいしいハスとはやはり全く違う。ヤギは安全を期して遠ざけておくべき。
4 マツ類 (Pinus spp.)
4種目はマツ類。ゴヨウマツは短い葉がモソモソしがちで可愛らしい。盆栽適性があるのもよくわかる。この外套は恐らく起毛素材系だろう。
クロマツで撮るとシャキシャキの針葉が硬派な印象。実際硬い。
ゴヨウマツ、クロマツはどちらもマツ科マツ属の常緑高木。日本原産。マツ属の仲間は北半球いっぱいに広がっており、歴史と伝統の属であることがうかがえる。日本では海岸の木でもあり神木でもある。筆者の前書いた記事ではネオサイタマ緑化樹種の再有力候補がマツだった(特にアカマツ)が、あいにく九州にアカはほぼいない。
なお、マツの実は食用になる。クロマツなどの実は小さいため食べるところが少ないが、チョウセンゴヨウあたりはしっかり食材になる。食用マツの実は筆者も好きな味だ。さらに筆者は試したことはないが、春の新芽(ミドリ)は人類が生でそのまま行っても美味いらしい。ヤギもにっこり。
5 ソテツ (Cycas revoluta)
5種目はソテツ。鋭利をきわめた針葉は切っ先が黄色く、非常に格好いい。雄大な羽状複葉はいかにも南国らしいデザインでもある。ファー付き外套の柄に採用するにはなかなかパンク。
ソテツはソテツ科ソテツ属の常緑低木。日本では宮崎以南に自生。株ごとに雌雄があること、数十年かけて4mほどの背丈になること、地上にサンゴ状の根を出してシアノバクテリアと共生すること、どれをとっても特異な特徴だらけの一種。ソテツ目はあまりにも古い一族なせいで、イチョウと同じく知れば知るほど奇怪に思えてくる。生きている化石枠。よく恐竜と描かれがちなイメージは実際正しい。
なお、ソテツの種にはデンプンが多いが、複数種類の有毒成分も含まれている。南西諸島から沖縄にかけての人類は種を毒抜きして食文化に用いているものの、葉っぱを直で行くヤギには決してあげてはならない。
6 ツツジ類 (Rhododendron spp.)
6種目はツツジ。意外とここまでいなかった鮮やかな暖色は緑との相性も抜群。花弁の繊細さも垣間見える絶妙な色味と、サツキっぽい細かな葉のディテールパワーもあいまってかなり総合力の高いデザイン。
こちらは八重の、薔薇のように咲いていたレアなツツジ。一輪だけだったのもありコントラストが見ごたえ大。いずれのツツジも撮影場所は地獄めぐり先鋒・海地獄だが、ここはツツジの品種が非常に多様だった。オーナーの趣味か。
ツツジ科ツツジ属全般をさして「ツツジ」と呼称する。常緑のものと落葉のものが両方存在する。主にアジアに分布しており、日本原産のものも数十種いるという。なにぶん原産国かつ花がかわいらしいとなると、いかんせん園芸品種が複雑化を極める。筆者はサツキツツジ大好きだが細かな品種の話をされると全く分からない。
なおツツジの蜜を吸ったことのある諸氏も多いとは思うが、グラヤノトキシンを持つ種が結構いるので注意が必要。特に濃いというレンゲツツジやシャクナゲ、外観は違うがネジキあたりも要警戒。ヤギはあまり無茶させない方がいい。
7 ツワブキ (Farfugium japonicum)
7種目はツワブキ。ここの株は花弁が細くうねっていたため、生来のツワブキのイメージよりアヴァンギャルドな印象の一着となった。襟元を中心に放射状の縞が入って見え、小顔効果が高い。
ツワブキはキク科ツワブキ属の多年草。日本原産。主に海岸沿いの、土壌が浅い岩場などによく自生している。花に魅力があるため植えられたものも多い。名前に「フキ」がつくが、葉に艶があるツワと艶がないフキはごく簡単に見分けがつくため言うほど紛らわしくはない。
なお、そのままでは有毒っちゃ有毒(アルカロイド含有)だが、しっかりアク抜きすればおいしい食材である。主に食べられるのは伸びかけの茎だが、花も天ぷらなどに供されることはあるらしい。ヤギにもアク抜きしてやるのが親切かもしれない。
8 ユッカの一種 (Yucca sp.)
8種目はユッカの一種。筆者は日本の木本類しか把握していないため、種までは同定できなかった。マットでそつない緑が植物の葉としては珍しく、ここまでの緑系とも被らない新素材のアウターになった。樹形そのものが特徴的なため、後から思うともう少し引きで撮ればギザギザさをコーデにも取り入れられたかもしれない。
ちなみにやたら存在感がある水色の高温の湖が背景に映りこんでいるが、これが国指定名勝・海地獄だ。泉温は98度あるそう。別府の地獄は基本かなり熱く、たいていは90度台。
ユッカはリュウゼツラン科イトラン属全般の樹木を指す。低木が多いが高木も含まれるらしい。この写真の種は低木だろう。北米原産。どうも原産地では多少標高のある乾燥帯に生息しているようだが、少なくとも高温多湿きわまる海地獄の真横でも生育できているあたり、かなり頑丈とみてよいか。
なお、種にもよるが、ユッカの種子や根などはおおむね食用可能。サポニンを含み、抗酸化作用が期待できる。葉は繊維質が過ぎるのでいくぶん消化に難儀しそうだが、ひとまず食べ過ぎない限りは問題は起きないだろう。ヤギは齧ってみる所から慎重に試そう。
9 キメンカク (Cereus hildmannianus?)
9種目はキメンカク。つい癖で種名はカタカナ表記にしてしまいがちだが「鬼面角」と書いた方が伝わりやすいだろう。サボテンの棘座が良い具合にローテンションな水玉感を生んでいて、どちらかといえば普段使いにも強そうなアウターに仕上がった。
キメンカクはサボテン科ケレウス属の多年生植物。サボテンは木質化しないが肥大成長はするので、草本とも木本とも言いづらいところがある。ブラジル~アルゼンチン原産。この写真の株は棘がないのでそういうタイプの園芸品種だろう。サボテンもマニアが多く、改良が進んでいて同定が難しい。なお写真の株は温室に居たが、キメンカクならば5度までの寒さには耐えられるので、冬越しに気を付けてやればあまり難しい要素はない。
なお、茎をスープなどに入れて食べることがあるらしい(※英語のサイト由来の情報のため誤読の可能性あり)ほか、実が美味いとのこと。サボテン科つながりで、ドラゴンフルーツに似た実を付けるそう。写真の株は棘がない品種なので口当たりの懸念もない。ヤギもこれには大喜び。
10 ハナキリン (Euphorbia milii)
10種目はハナキリン。可憐な花と鋭利な棘が甘辛ミックスコーデといった趣。鮮やかなピンクは着こなしも難しい所だが、ワンポイントに抑えられているぶん比較的御しやすいか。
ハナキリンはトウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木。マダガスカル原産。例によって花がかわいらしく園芸人気が高く同定困難。こちらもキメンカクと同じく、冬越し以外は屋外でも問題ない程度の耐寒性を持つ。ただ植木鉢を飼っていると、冬は無理なやつらの屋内取り込みが案外面倒だったりするもので、海地獄温室担当者氏の気持ちはよく分かる。自分も自宅に温室があればそっちに年中置きたい。
なお、ハナキリンはマンチニール(超有名猛毒樹種)でおなじみトウダイグサ科ファミリーで案の定有毒なうえ、そもそも棘が大変なことになっている。いろいろな意味でヤギはやめておいた方がいい。
11 ゲンペイカズラ (Clerodendrum thomsoniae)
11種目はゲンペイカズラ。かなりいい。これは完全に花自体の魅力がすべてを食っている。元来のカラーリングがあまりに強いため、赤白緑かつ白の面積が最大というド直球のナイスなアウターに仕上がった。赤い部分を中心に1か所だけ据えたのが我ながら良い選択だった。
ゲンペイカズラはシソ科クサギ属の常緑つる性低木。西アフリカ原産。白いガクと赤い花を、源氏と平氏になぞらえてこの名がついた。5度まではギリギリ持ちこたえるキメンカクやハナキリンと違ってゲンペイカズラは正真正銘の熱帯植物で、10度以下になるともう厳しい。別府の地熱が最大限活用されている例だ。
なお、特にゲンペイカズラには有毒成分は含まれていない様子。これまでは美味なものと有毒なものに二極化していたヤギ食べ情報において、ここまで特筆することがない「普通に食えると思う」枠は逆に貴重。存分に齧ったり齧らなかったりしてほしい。
12 バラ類 (Rosa spp.)
12種目はバラ。しばらくぶりに王道きわまりない、単一色の美しい花が前面に来るタイプの外套が出た。意外とこれまでなかった冷たい印象のピンクで、お高くとまり感が新鮮。
これはインナーのシャツとかなり馴染みよい色が来てくれた例。烈しい色はバラの本領だろう。この面積でこの強さの花はなかなかいないし、わずかに入った有機的なグラデーションが生々しくて恰好いい。また、ヤギがぴったりの位置で花弁を食っているように見える。
バラはバラ科バラ属の樹木全般をさす。品種改良分類複雑同定困難のあるいみでは究極系。花と香りに魅力がありすぎるせいで無限に園芸され、把握の目はちっとも及ばないが綺麗でいい匂いなことだけが辛うじて理解される。つる性のものが多いことや棘があることを踏まえると、本編でアヴァリスが行使していた可能性の高い樹種にバラ属もある程度あてはまる。
なお、バラはエディブルフラワーとして食用に供されることもある。いい香りの宿命として、食べ物の香りづけに活用されがちなのだ。見た目がいいことも人気に拍車をかける。ヤギはそんなこと気にせずモリモリむさぼることだろう。棘にだけ注意が必要。
13 ヤツデ (Fatsia japonica)
13種目はヤツデ。野生のハッポースリケンともいうべき姿に、この企画には絶対外せないと見込んでいた一種。(どこにでもあるだろうと若干舐めていた一種でもある。実際あった。)葉脈の分岐が幾何的でなかなかクール。撮影時に上から別の葉がかかったことが、切り絵のレイヤー感を際立たせる結果となって良い感じ。
ヤツデはウコギ科ヤツデ属の常緑低木。日本原産。陰樹の代表格。よく見ると葉は7裂か9裂が多く、基本的に偶数には分岐しないが、そこはご愛敬。工夫して自分なりのハッポーを感じよう。筆者は「日本原産の山に自生する木本」がかなり久しぶりに来て非常にほっとしている。
なお、ヤツデはサポニンを含み、これまた抗酸化作用が期待できる。多くとりすぎると嘔吐や下痢のリスクがあるが、基本的に物質というのは全てそういうものだ。ちょっとならヤギも食べてよいだろう。
14 ムラサキツユクサ(Tradescantia ohiensis?)
14種目はムラサキツユクサ。鮮やかな紫が葉の緑によく映えて、初夏らしい一着。今更ながらファー部分は差分にしてやった方が着回しの幅が広かったかもしれない。切り絵の画面外に飛び出した葉の鋭角さもビビッドで良い感じ。
ムラサキツユクサはツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年生草本をさす。アメリカ大陸原産。外観の人気もあるが単に割と丈夫なのもあり、比較的その辺の家庭菜園で元気な姿を見やすい植物。暑い日は花が半日しか持たないはかない品種でもある。
なお、ムラサキツユクサは食用にしてもさしたる害はない様子。おひたしにしている例がみられる。ヤギは遠慮なくむさぼってほしい。
15 樹種不明 (Cryptomeria japonica??)
15種目は、せっかく木本なのによく見ていなかったせいで何だったか不明な巨木。がぜん風格が違う。これまで緑系で来たからか、茶色に王族ばりの威風堂々さを感じる。切り絵背景式だと、デジタル背景加工とは違いテクスチャそのものに寄せて写真を撮るかたちになるため、広義の平面を背景にした時も、影の落ち具合により情報量が多い。これまで写真の撮りやすさなどから小さめの植物を組み込むことが多かったが、アヴァリスもこれくらい大きくなってほしいものだ。
実はこの木だけ別府ではなく、「荒城の月」でおなじみ豊後竹田で撮影した。現地ではスギかな?と思った記憶があるが、今こうして写真を見るとスギの樹皮に見えない。腕が回らないくらい太い木だったのだけを覚えている。垣に残るはただかづら、松に歌うはただあらしとは歌われたものの、かづらや松にやたらと思い入れるタイプの人間もいる。
おわりに
樹種同定は楽しい!ということが言いたかったが、専門外の種が多すぎて普通に解説を書くのが大変だった。でも実際に樹種同定は楽しい。散歩のモチベーションにもなるし、趣味を探している諸氏は始めてみてはいかがだろうか。
ただ困ったことにこれだけやってもまだアヴァリスに対して手を尽くしてやれてない感がでかい。なんで存命中にやってやらねえんだよという気持ちがいつもある。ファンレターを送るのと、墓前にファンレターを置きに行くのは全然違う。どこまでやってもその感じがある。
とはいえ誰だって墓前にファンレターを置きに行かねば気が休まらないこともあるので、今後もやれることはやりたい。