【最短80点資産形成-保険編】必要な保険はたった3つ

こんにちは、よぴです。

「子供が生まれてからの最短80点資産形成」というテーマで執筆しています。

大きくは、以下のような章立てにしており、今回は第1章です。
 はじめに:子供が生まれてからの最短80点資産形成
 第0章:フル活用したい楽天経済圏
 第1章:スリムな家計づくり
 第2章:迷わない投資
 第3章:家庭を豊かにするお金の使い道
 第4章:万人に必要な守備力
 第5章:攻撃力を上げて資産形成攻略
 おわりに:子供にとっては親が8割

今回は保険の話をしたいと思います。

順番が前後していますが、第2章でお話した投資と同じぐらい様々な選択肢があり、悩みやすい保険

「掛け捨て保険?積み立て保険?どっちがいいの?」

「子供がいると万一の時にはしっかりお金を残してあげたい。学資保険も入らないと。でも損もしたくない。」

今回、保険の完全攻略法をお話していきます。

そもそもの保険の考え方

人生では起きてしまうと取返しのつかないような大きな損失が起こり得ます。

それこそ身の不幸であったり、予期せぬ事故で誰かの命を奪ってしまったり、火災で家具もろとも家を失ってしまったりなどです。

これらは起こる可能性は非常に小さいですが、一回でも起こってしまうと以降の人生を左右するぐらいのアクシデントです。例えばあなたの稼ぎが急になくなってしまったら、残された家族は路頭に迷うことになってしまいますよね。

こういった、起こる可能性は非常に小さいものの、起こったときに大損害を被ることに備えるのが保険です。

みんなで少しずつお金を出して、何かあった人に多額のお金を保障してあげる、という本来は助け合いの仕組みなんですね。

保険の考え方に沿っていない保険商品が多い

繰り返しますが、起こる可能性は非常に小さいものの、起こったときに大損害を被ることに備えるのが保険です。

しかし、実際に保険の商品を見渡してみると、起こる可能性がそこまで小さくなく、起こったときにもそこまでの損害にならないものに備えるような保険だったり、何故か貯蓄を兼ね備えている保険も多くあります。

実際に起こるかどうかわからない以上、リスクの比較は難しいのですが、これを巧みに利用しています。企業の戦略です。

しかしこういった商品は、よく読んでみると保険の適用範囲が狭かったり、いざ保険適用されても保険金はわずかだったりと、非常に使いにくいです。

数十万円程度であれば、保険に回すお金を投資に回せば十分貯まるぐらいのお金です。

保険はこの3つ以外は不要

人生で必要な保険はこの3つだけです。

1.掛け捨ての生命保険
2.火災保険
3.対人対物(無制限)自動車保険 ※車を持っている人のみ

これらに共通するのは発生したら数千万円~億単位の損害を被ること。

働いている方が亡くなってしまった場合は、その後数十年得られるはずだった稼ぎがなくなってしまいますし、火災で家や家財を失ってしまうと暮らせなくなってしまいます。

車を持っている人は、交通事故で人の命を奪ってしまうと、賠償問題になります。

この金額を失うとさすがに生活が立ち行かなくなるので、こういった場合に助け合いの保険がいきてくるんですね。

生活が破綻してしまうリスクには、保険での備えが不可欠です。

逆に言うと100万円程度の損害であれば、保険は不要ということです。

保険の心理的罠

ボクも過去に混同していたのですが、保険に入ると絶対大丈夫なわけではないんですね。

例えばがん保険ってありますよね。

がん保険って、なぜか自分ががんにならないための保険のような気がしませんか?

そういう気持ちで入っている人、いると思います。

でも当然ですが、がん保険に入っても入らなくても、がんになるときはなります。そしてがん保険に入っていた場合は、数十万円のお金をもらって終わりです。

これだけなんですね。ちなみにがん保険はリターンも小さいので割に合わず不要です。

失業保険とかも同じですね。失業しなくなるわけではありませんし、不要です。

学資保険ではなくジュニアNISAで

学資保険は掛け捨てではなく積み立て型の保険となっています。

将来は積み立てた額以上の返戻金バックする、という素晴らしい保険に見えますが、これもおススメしません。

積み立て型の保険すべてに言えることですが、保険と貯蓄の性質が合わせられることで、本質がうまく隠されています。

3回目ですが、保険は起こる可能性は非常に小さいものの、起こったときに大損害を被ることに備えるものです。

学費はこれにあたりません。保険というよりは、むしろ貯蓄が目的ですよね。親に万一のことがあった際には、という気持ちはわかりますが、それは生命保険でカバーできる範囲です。

お金を増やしたいのであれば、投資です。子供用ならジュニアNISAという非課税制度もありますよ。

第二章で紹介しているので、是非見てみてください。

ちなみに15年間を利回り4%で運用できると、元金の160%になります。積み立て保険の場合は、返戻金って多くても110%とかですよね?

この差額が手数料にあたります。積み立て保険は本当に手数料が高いので、今損してでも解約して月々の支出を減らした方が良いですよ。

まとめ:保険で正しく備える

今回はいる保険、いらない保険のお話をしました。

ちなみに外貨建て保険とかも手数料がえげつないので契約したらダメですよ。外貨建て保険はえげつなさ過ぎて金融庁から指摘を受けています。

積み立て保険は月々の支払いが高い分、解約すると固定費の支出がぐっと抑えられるので、かなりスリムな家計になります。

次回ももう少し保険のお話をしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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