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ikigaiと好きと得意:キャリア論(その2)
仕事について考えた時、必ずしもそれだけが人生の構成要素すべてではないとは思っているという注釈をつけた上で、やっぱりストレスフリーだったり満足できる仕事をしたいと思うのは普通のことだと思う。
多分そんなことからスペイン人のエッセイストのHéctor García とFrancesc MirallesはIkigai: The Japanese Secret to a Long and Happy Life を書いたのだとおもう。この本は沖縄のおばあを通じてikigaiというコンセプトを紹介する本らしく、ベストセラーとなり世界でikigaiという言葉が広まってるらしい(多分ちょっと日本語と違うもう少し崇高な意味で…)
曰く、「ikigai」とは「好きなこと(what you love)」「世間が必要としていること(what the world need)」「報酬をもらえること(what you can be paid for)」「得意なこと(what you are good at)」が重なり合ったものとされてる。
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生きがいって仕事だったっけ…とか野暮なことを考えてしまったけれど、まあ、そうなのだろう。
翻って自分はどうなんだろうと思ったときに、今の仕事は生きていけるだけのお金は稼げてはいるし、多分社会の役にも立っている気がするけれど、多分自分の得意なことでもないし、やりたいことなのかわからないでいる。
お金を稼げるか、役に立つかは客観的な問題であり白黒はっきりつくのに、得意とか好きとか自分のことになると途端にぼんやりしてくる。
もし転職して違う職に就くことを考えたとしたら結局そこで躓くのだろうなと。
今の仕事は楽しくはない。得意でもない。それは事実であるがじゃあ何が得意なのか楽しいのかと言われても困ってしまう。ただただ少なくとも最低限できる程度苦手なことが少なく嫌いなことがないだけな気がしている。
好きや得意のファクターがマイナス要因にはならないけどプラス幅は少ない、そんな感じの現状。そう考えるとそんなに悪くもないのかもしれない。たまに得意分野にも当たることもあるし、たまにやってて楽しいこともある。それくらいでよくて、仕事全部が好きだったり得意じゃなくてもいいんじゃないか。そんな結論になった。
これからも好きと得意に悩まされるキャリアなんだろうと思うが一旦ここで考えるのはやめておく。