担当するホテル改修プロジェクトが初の竣工。完成までお客さまに伴走でき、喜びもひとしお 沼口悠太~山下PMCのマネジャー紹介 #08
CMは、お客さまの立場から建物を見ることができる
――緊急事態宣言下の入社でしたが、不安はありませんでしたか?
「いつも上司や先輩が気にかけてくれていました。部門間の隔たりもあまり感じることはなく、普段からよくいろんな方と食事をご一緒しています。年上にも気を使い過ぎなくてもいい雰囲気ですが、盛り上がりすぎて、話が止まらなくなることも」
――現在のお仕事は?
「物流、生産施設、国際的博覧会等、様々な用途の施設建築プロジェクトをお手伝いしています。先日、担当するホテルの改修プロジェクトで初めての竣工を迎えました。フェーズの一部だけを担当するケースもありますが、やはり、基本計画から完成までチーム、お客さまと走り続けたので、感慨もひとしおです」
CMを選んだ理由
――たくさんの選択肢のなかから、CMを選んだわけは?
「建築は『安くいいものがほしい』施主側の想いと、『デザインにこだわりたい』つくり手の想いが時には相反することもあると思います。建物を“つくる”視点だけに重心を置くと、全体を俯瞰するのは難しいのではないかと考えていました。進路について模索していた頃、設計の仕事をしている大学のOBを訪問し、マネジメントの仕事があることを知りました。お客さまの立場から建築を見る視点に興味をもち、山下PMCを受験しました」
採用の決め手?
――面接を覚えていますか?
「前のめり気味の川原社長(当時)から10年後の展望を質問されました。すごい圧を感じながら、『AIが代替できない上流工程でお客さまに寄り添いながらマネジメントに従事したい』と答えた記憶があります」
――川原さん的には模範解答!
「そうですか(笑)。最後はご本人の著書の宣伝を受けて、帰路につきました。本当は面接の前にすでに本は読んでいましたし、カバンの中に入っていたのですが、そこは黙っておきました」
これからの仕事のこと
――自己アピールをコントロールするのが、沼口さんならではの良さだと思いますよ。仕事について伝えておきたいことは?
「たくさんのPMと仕事をしたいです。みなさん仕事の進め方が違うので、広く知り取り入れたいです。また、フェーズごとに担当が分かれる場合もありますが、最初から最後まで経験し、全体像を捉えたいと感じています。もうすぐ入社から丸2年。自分が会社に貢献できているか、客観的に確かめたいですね」
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