バタルビトリア
こんにちはこんばんは、さわむーと申します。
遅ればせながら、2023年記事の書き初めです。
東京、愛知と大規模なオフ会が続いたこともあり、ここんとこ面白そうなレシピがたくさんTLに流れてきますね。嬉しや〜
…え?
オフ会どうだったかって?
さて、今回紹介するデッキは最近のお気に入りで、対戦でもよく使用しているものになります。
作成に着手したのは昨年11月ごろですが、熟成していい香りがしてきたので記事をしたためることにしました。
主役はコイツ!
Twitterで情報が発表された時に一目惚れ。
機械っぽい×竜っぽいイラストにマージで弱い。
(鳥獣族🕊)
一見すると効果は非常に強力で、融合SXLの効果を直接チェーンして無効にするカウンターと、それに付随した対象をとらないバウンスを搭載。
おまけに自己蘇生効果まで!
しかし…
このカウンター&除去効果には、意外にも弱点が多いことをみなさんご存知でしょうか?
(本当は内緒にしておきたい)
ケース1:タイミングを逃す
例えば、対戦相手が《影依融合》で《エルシャドール・アプカローネ》を融合召喚したとします。
お馴染みのテクニック、アプカローネの効果をチェーン1、素材となったモンスターの効果をチェーン2で発動。
するとあら不思議、リンドブルムはアプカローネにチェーンできず、逆に効果を無効にされてしまいました。
ケース2:ただ、殴られる
相手が効果を発動しなければリンドブルムは何もできないので、上から殴られて、死。
撃てない銃はただの鉄。
例えば、相手フィールドに《破械雙王神ライゴウ》がいる場合。相手は効果を一切発動せずに、戦闘でらくらくリンドブルムを処理してきます。
…こんな風に、普通に使っても頼りないんですね。
自己蘇生効果を加味しても、あっさりと突破されてしまう。
「もっと強く使う方法はないじゃろか?」とテキストを読み返していたところ、ふたつのことを発見しました。
つまりカウンターとしての使い方のほかに、
[自分でモンスターの効果を発動]
→[リンドブルムで無効にしてバウンス除去]
という自作自演が許されているんですね。
加えて効果が発動した場所を問わないため、墓地に留まってフリチェで効果を発動してくれる自分モンスターがいれば、リンドブルムの除去が実質フリチェバウンスになります。
もちろん相手の効果を無効にできる時は無効にしますが、それが間に合わない上記のケース=弱点を補うのが狙いです。
そんなリンドブルムのトリガー役、彼の“撃鉄”を引く役には、この2枚を選びました。
それぞれ、
Sローラン:戦士族
リンクリボー:レベル1モンスター
をフィールドに要求しますが、フリチェかつ墓地に留まって発動する効果持ちとして申し分なし。
この流れを意識して組み上げたレシピがこちら。
選ばれたのは、【ナチュル】でした。
まず考えたのはSローランの正規召喚。
なぜなら、Sローラン自身の効果で戦士をサーチしておけば、流れの中で装備対象の戦士族を用意=リンドブルムの無限トリガーの準備が整うから。
また、Sローランを使うときに真っ先に思いつくEXデッキからの直葬は、自分の構築力では【烙印】と【ドラグマ】のパワーにデッキが飲まれてしまう恐れもありました。
そこで片っ端から5シンクロが組めるカード群をあさり、結果としてナチュルに辿り着きました。
ナチュルのいいとこ①:取り回しのよさ
モルクリケットを場に出しさえすれば、難なく5シンクロを組みながらデッキを回していけます。
それぞれの効果は割愛しますが(リンク先参照)
モルクリケット&カメリア:展開
バタフライ&スティンクバグ:防御
マロン:リソース回復+ドロー
と多様な仕事をこなすことができ、モルクリケットとマロンでパーツを循環させながら戦線を維持する力があります。
とりわけ強力なのがターン1のない速攻魔法🌪
融合・シンクロ召喚する効果は、ナチュルを素材に含んでいれば何を出してもOKなので、これで相手ターンにSローランを出すことも可能です。
(ハリファイバーかえして)
ナチュルのいいとこ②:モルクリケットの存在
リクルート効果も強力ですが、自己蘇生効果がコンセプトにピタリとかみ合います。
フィールドにリンドブルム、墓地にこいつとリンクリボーが揃っていると…
こんな感じで、能動的に除去効果を飛ばすことができるわけですね。
ナチュルのいいとこ③:ソゥマとの距離感
このデッキでは、リンドブルムの融合召喚に必要な展開手段として、《クローラー・ソゥマ》を採用しています。
アクセスの微妙な難しさがデッキビルダーを悩ませる一枚ですが、ナチュルを使えばそんな悩みとはおさらば。
《ナチュルの神星樹》で植物ナチュルをレゾナンスに変換したり、昆虫ナチュルを3体並べてピコファレーナ→レゾナンスしたりと、安定してソゥマをハンドに供給することができます。
ソゥマが登場したところで、リンドブルムの融合召喚に話を移しましょう。
レシピからお察しの方も多いかと思いますが、このデッキでは《パラサイト・フュージョナー》にアルバスのコスプレをしてもらいます。
フュージョナーは、いわゆるマストカウンター、相手の妨害を呼びがちな札だと認識しているため
・フュージョナーへのアクセス
・フュージョナーのSS手段
・相方の素材(獣or獣戦士)
を散らすようにしました。
リンドブルム再出力のパターンを多く用意することで、自己蘇生持ちの宿命:バウンス除去に対するストレスを緩和する狙いもあります。
リンドブルムの融合召喚でよくやるやつ↓
展開がもう少し伸ばせるなら、デンドライトを裏側で残しておいて《灰燼のアルバス》を埋葬可能。リンドブルムの自己蘇生用ですね。
他にも駿馬→ケンタウルミナ(獣戦士)→フュージョナーやソゥマ→マネキン(獣)→フュージョナーなど、アドリブを効かせながらリンドブルムを出せるのが回していて楽しいところのひとつです。
墓地にSローラン、フィールドにリンドブルム。
となれば、あと必要なのは隣に立つ戦士族です。
ぴったりの一枚がいました。
リンドブルムが自己蘇生する際に除外したアルバスを、聖戦士で再び墓地へ。
また、リンドブルムのバウンスは自分にも飛ばせるため、エスケープ的に聖戦士を手札に逃して3枚でゆるくサイクルを組むことができます。
聖戦士はSローランでサーチする都合上、手札からの出力手段が必要になりますが、このデッキではアドバンス召喚します。しますったらします。
リリース要員はナチュルが担当。相手の攻撃をいなすバタフライ&スティンクバグや無限に湧いてくるモルクリケットのおかげで、盤面にナチュルを残しておくことは難しくありません。
メインエンジンが決まったので、あとは周りを固めていきます。
いくつかのカード群を検討した結果、花騎士団まわりと忍者まわりのカードの少数出張に落ち着きました。
デッキを広げていく基点になったのはSローラン。
エンドフェイズに戦士(=聖戦士カオソル)をサーチするためには、装備魔法を墓地へ送る必要がありますが、そこで何を送るか?
まず前提として。
ハリ亡き今、Sローランを正規召喚すると言う行為自体が弱く、そのせいで相手に置いていかれるデュエル展開は容易に想像できます。
聖戦士サーチの他に、即効性のあるギミックを択として持っておきたくて考え出したのがこれ。
Sローラン1枚から、獏+鉄土竜サイクルが手に入るギミックです。
(散々こすられている獏+鉄土竜の説明は省略)
ここで今度は盾持ちに着目。
駿馬→ケンタウルミナの動きを採用することで、
・モルクリケットを蘇生してナチュルの巻き直し
・フュージョナーを蘇生してリンドブルムを融合
から選べるようになりました。
一方の忍者まわりは変化の術が優秀で、
と、リクルート先に応じてデッキ内のあらゆる動きをサポート可能。
他にも、獏(風・獣)がリンドブルムとライディーン両方の素材になったり、除外される盾持ちが聖戦士の効果起動に使えたり、細かいシナジーを持たせられたのがお気に入りポイントです。
少数出張に疑問を感じる方もいらっしゃると思いますが、ピコファレーナやマロンでのドローが継続的に行えるおかげで、
という役割を明確に設定できており、実際に対戦を重ねた上でも不足を感じたことはありません。
最後にEXデッキから何枚かピック。
フュージョナーからのサブウェポン。
熾天蝶、獏、エトセトラと融合。
月の書効果はクローラーや忍者と相性がよく、また戦士族であることからSローランの装備先=リンドブルムの無限トリガーとしても機能。
どうしてもバウンスを飛ばしたい時には、リンドブルムで直接無効にする選択肢も取れます。
個人的に、ピコループ採用デッキには入れない理由がないと思っている一枚。
ナチュルと合わせて相手のメインフェイズ1に負担をかけます。
クモグスを投げて手札からナチュル等を出せますが、やったことはない。
戦士族、以下略。
ドロソ。
勝手に浮いてくるモルクリケット→リンクリボーと、適当に作ったセキュリティで出します。
ナチュルの防御力の高さでライフコストが全く気にならず、相手ターンにモルクリケットから簡単にリンク先ふたつを埋められて○。
リンクリ+セキュアから羅天にいくことも。
盤面を整理できるリンクが欲しかった。
②で神星樹を送ってよし、異譚を送ってよし。
守備変更の使い道は無限にあれども、相手がチェーンできないことを利用してリンドブルムで確実にバウンスを飛ばせるのがこのデッキならでは。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ナチュル、いろんな広げ方ができて面白いのでぜひ触ってみてほしいです。
参考までに採用を検討したけどやめた子たち↓
最強リクルート虫。
スプライトエルフを使ってレベル2軸に伸ばしていくなら採用圏内。モルクリケットがデッキ内のナチュルを異常なスピードで吐いていくので、数積まないとどちらかが無駄になってしまう印象。
最強無効花。
強い相手には欲しくなる時もある。カメリア(リリース肩代わり持ち)が残っていない場合にかなりの隙を晒すことになるので、カメリアの枚数で強さが変わる印象。
嫌われ者の獣。
何が強いってこいつだすとモルクリケットが帰ってくること。
春風でパッと蘇生できる獣=リンドブルムの素材なので、本当は入れたい。
ナチュル、新規ももちろん強いんですが、やっぱりマロンが強い。
講義をしてくれたリックさんに感謝します。
デッキ名は、昔やり込んだモンハン4Gに登場した虫っぽいモンスターの銃っぽい武器から拝借しました。ちなみにあんまカッコよくない。
それではまた、ちゃお!
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