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萌葱おどし

こんにちはこんばんは、さわむーと申します。
朝晩肌寒くなってきたので、ひんやりしたデッキの話をします。

主役は《FAーダーク・ナイト・ランサー》です。

"自分モンスターへの装備" という緩いアクションをトリガーに相手モンスターを喰らい、自身の打点に変えるエースに相応しいモンスター。

自分・相手ターンに自由にトリガーを引くこと、そして《ランサー》のステータスを最大限活かすこと、この2点を考えるうちに【氷水】を合わせるレシピができあがりました。

公式DB

デッキの要となったのがこの1枚。

【氷水】を対象に取り、フリチェで自身を装備。
この効果により、自由に《ランサー》のトリガーを引くことができます。

もうひとつ【氷水】を選んだ理由に、《氷水大剣現》でランク3を組めることが挙げられます。

加えて《ランサー》の最出力すら容易なのが、【氷水】の良いところ。

手札コスト+自身を犠牲にエースを完全蘇生。
エクシーズ素材を必要としない《ランサー》と相性抜群です。

《ティノーラ》の他に、《氷水のエジル》の効果でも《ランサー》を一時的に蘇生可能。

墓地の《エーギロ》と合わせて、相手に選択を迫るいやらしい盤面を作ることができます。


デッキに色と広がりを持たせていくにあたって、以下のことを意識しました。

後攻を取って戦えるデッキの地力
(《大剣現》の発動条件、上記を参照)
・《エーギロ》を墓地に再装填すること
(装備効果を繰り返し発動するため)

【ディアベルスター】周り

《反逆の罪宝》による捲り、《原罪宝》による《焔聖騎士ーローラン》(=装備アクション) へのアクセスは言わずもがな。

このデッキならではの使い方として、《ディアベルスター》でお互いのターンに装備状態の《エーギロ》を墓地へ送れることが大きいです。

アクセス手段のかさ増しに《ソウルズ》も採用。
こちらは《エーギロ》をコストにドローできるのが最高に気持ち良い。

【セリオンズ】周り

装備アクションの手数+捲り手段として採用。
《ファム》で《アイン》を装備して自身を破壊した場合、墓地の【氷水】のトリガーを引けるところがポイント。

②は一部【氷水】の共通効果

【氷水】の防御力と《セリオンズ・リング》の耐久性能で相手の脳をバグらせます。

《アルティマヤ・ツィオルキン》周り

《ランサー》を起動するサブギミックとして。

自分・相手ターンに魔法・罠をセット
→《ツィオルキン》誘発
→《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》SS

これで《ランサー》のトリガーを引きます。
すでに《ブレイバー》を出していた場合は、《機械竜 パワー・ツール》で再度装備アクションを発生させます。

《ツィオルキン》降臨には《エーギロ》が活躍。
《ディアベルスター》や《アイン》に合わせるだけでなく、《ファム》で《エーギロ》を装備して手軽に呼び出すことも可能です。

相手ターンのセット行動用には《ディアベルスター》と《トラップトラック》を採用しました。

《トラップトラック》周り

セルフブレイクで【氷水】共通の墓地効果、《ディアベルスター》の蘇生効果を誘発させられる点が非常に強力。

デッキを回す《メタバース》《Vivid Tail》はさておき、以下の2枚がこだわりの採用です。


《エクシーズ・リボーン》

《ランサー》で拾える「エクシーズ」カード。
《ランサー》の蘇生を【氷水】で行う関係上、その素材としたランク5、ランク3のモンスターの蘇生に《リボーン》を回す余裕があります。

地味に便利な除去効果持ち。
《ブレイバー》とのコンボを狙います。

相手ターンに蘇生して1妨害。
②効果で連鎖的に《コアベージ》を蘇生することもできます。

《リボーン》の他に採用した「エクシーズ」カードが《黒牙の魔術師》。

後攻の捲り、《ディアベルスター》や《ソウルズ》の蘇生、とかゆいところに手が届く1枚。
《ローラン》《ブレイバー》から《教導神理》にタッチし、エクストラから《黒牙》を埋葬→《ランサー》でサルベージ、とリサイクルします。


装備アクション、セルフブレイクといった要素を全て備えた1枚。
【氷水】が引けなかった際に、レベル3【グレイドル】を2体リクルートして《ランサー》へ。

【グレイドル】召喚、パンチ!
これだけで相手の置き物モンスターを突破できるのが、後攻を取る上で大きな魅力になります。

リクルート先にレベル2/チューナーの《スライムJr.》が存在することも、デッキの動きの多様性を高めてくれました。

《ブレイバー》の素出しが狙えるほか、9シンクロの枠に《焔聖騎士帝ーシャルル》を搭載。
《エーギロ》とのフリチェ破壊コンボだけでなく、リンク体で相手の魔法・罠にカウンターしながら《エーギロ》を墓地へ送ることができます。


その他の採用カード

《ローラン》から触れたい1枚。
《ランサー》を除外してきた相手に帰還+1除去をお見舞いします。
墓地効果を使用した【氷水】のリサイクル→セルフブレイク、とセットでこなせて優秀。

【氷水】の切り札、ヘイトを買ってくれる囮役。
墓地効果のおかげで《ランサー》に擬似的な除外耐性を持たせられるのが⚪︎。
《エジル・ラーン》から出すのは個人的に味気ないので不採用にしました。

《ツィオルキン》のSS先、盤面突破用の1枚。
水属性=【氷水】墓地効果の起動チャンス。
こいつで勝った試合が結構あります。
(氷結界最強の名は伊達じゃないね。)


最後まで読んでいただきありがとうございます。
このデッキは、8月にバキューン決闘さんの動画に出演した際に携えたものです。
全てとは言えないまでも多くの要素を見せられた対戦になっているので、ぜひもう一度。

デッキ名は実在する "鎧" の名前から拝借。
《ランサー》が翡翠色=萌葱色の《エーギロ》を脱ぎ着するイメージです。
よくない?えへへ

【アーマード・エクシーズ】というカード群はKONAMIがデザインした通りに動かすだけでも強力で、カジュアル界隈で高い人気を誇ります。
そんな中、少しひねったデッキ構築の可能性を提示できていたら嬉しいなと思います。


ではまた、ちゃお!





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