地元加須への熱帯化対策提案

埼玉だと熊谷が暑いので有名だけど、周辺でそう差があるはずもなく、加須も同様に暑い。
加須周辺は、関東平野のほぼ中心で、海からも山からも遠く、しかもちょっとくぼんで低地になっていて風の抜けが悪い。多分熊谷より熱い。

この状況は、温暖化の進行とともにさらに悪化すると考えられるので、加須は夏に関しては熱帯化する。幸いにして、利根川に近く表層水にしても地下水にしても豊富なので、地理を活かした対策をやっておかないと、20年後、30年後、この辺は熱くて人が住めない地域になってしまうかもしれない。

そこで、市が取りうる対策を整理してみたい。

街路樹の大型化

目抜き通りも、小さなハナミズキが申し訳程度に植えられているだけだが、もっと緑のトンネルになり、歩道に大きく陰を落とす樹種に変更する。
街路樹は葉が落ちて虫も出たりするので、近隣からは嫌われることも多い。また、老木化した街路樹が倒れ、通行人に怪我をさせたりすることもあるので、定期的なメンテナンスが必要ということで、実は金食い虫。自治体も嫌がるので、強選定された貧弱な街路樹となってしまう。
そこは市民ボランティアをちゃんと組織して面倒を見ることで解決できると思うので、まずはそこから始めてはどうだろうか。

水辺の再生

市内には、会の川や葛西用水など、多くの川が流れているが、農業用水に位置づけられているため、用水に主眼が置かれ、魅力的な水辺になっておらず水質も悪い。
子どもが水辺で水遊びできるような空間を、そこかしこに設けて水辺での涼みを再生すべきだ。

公共サービスの夜間営業。シエスタの導入

熱帯地域では、昼間は活動しないところも多い。実は日本も江戸時代の夏はは、農家含め肉体労働者は昼寝していた。隗より始めよということで、公共サービスや学校も、12時~15時まではお昼寝、シエスタを採用し、家に帰って食事をするなど、ライフスタイルを変えるべきだ。その代わり終業時間を19時くらいに延長する。

とまあ、これくらいやれば、熱帯化対策先進地域として、先をいけるんじゃないでしょうか。


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