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【企画アーカイブ】共同執筆メディアプラットフォーム"Cowright"

Evernoteにアウトライナーでひたすら書き殴った企画(というかアイデアというか)がたくさんあります。
そのほとんどが実現せず消滅していったものなんだけど時効なので外に出していってみようと思います。

今回のものは3年前のもので共同執筆メディアのためのプラットフォーム企画で、たぶん30分くらいで書き殴ったものです。
ブログサービスを作ってきた者として、ブログとSNSとのはざまで悩んでいた頃でもあります。

■共同執筆メディアプラットフォーム"Cowright"

着想
  * ブログがつづかない理由はひとりぼっちだから
      * 複数人が書き手になればつづく
          * そのチームの中で最小限の承認欲求は満たされる
      * NAVERまとめもそう
          * 自分より知っている人の知識があるはずなのに…
  * Mediumの不振、Sillyの終了
      * Mediumは難解すぎた
          * パブリケーションは共同執筆要素があった
              * 執筆モチベーションを見出すのがむずかしい
      * Sillyは書き手をもっと前にだしてもよかったのでは?
          * メディアブランドは前に出るけど書き手はいつまでも雇われの身
              * 書き手のモチベーションを遮る一因
              * ブログは「メディアブランド=個人名」
                  * 「個人名=メディアブランド,メディアブランド,メディアブランド」に
  * TwitterとBlogの中間メディアがほしい
      * スマホ時代長文記事は読まれない
          * しかし文章が少ない記事は検索性が低く読まれない
      * しっかりと読ませるメディアがない
          * TwitterやFacebookは800字程度できびしいUI
      * 短文でもマネタイズできるメディアがない
          * 共同執筆でもがんばれば(書けば×見られれば)お金が入る
      * オープンでもっとリーチされるFacebookグループのような存在
  * 全国「1円ライター」がクライアントに頼らずメディア事業ができないか
      * クラウドワーカーが団結してメディアを作ることができる
  * 個人メディアから集団メディアへ
      * 同じ趣味を持つものが自分の名前で貢献
      * 読者コミュニティを醸成することで拡散貢献
          * 読者はコメントやSNSで参加
          * 執筆者に採用/昇進も可能
  * 広告収益を執筆者単位で分配
      * 1メディア内で各人の貢献度を指標化(→カルマ)
          * 執筆数、アクセス数など
          * カルマに応じて収益分配
              * 個人単位では複数メディアで書くことも可能

* キャッチフレーズ
  * 「ソーシャルメディアを"I"から"We"へ!」
  * 「起て万国の執筆者! コライト革命でメディア解放を!」

* 実現できるメディア事例
  * ローカルメディア
      * 街の情報発信をしたい人が集ってひとつのメディアを運営
  * マニアックメディア
      * プラモデルの達人が集って専門誌のようなメディア
  * オピニオンメディア
      * 同じ問題意識を持つ人(ボランティアや議員団など)が集って情報発信
  * チームメディア
      * スポーツチームのメディアを作り選手や監督が情報発信
  * 漫画雑誌
      * 同じテイストのアマ漫画家で集って連載
          * 人気が出れば新人発掘/デビューがしやすくなる
  * ファンジン
      * 誰か/なにかのファンで勝手に集って情報発信共有

* 課題
  * Publishの考え方
      * 執筆者が書けば即アップでいいのか?
      * 編集長の存在は必要か?
      * 校正フェイズは必要ないか?
  * ビジネスモデル
      * 無料でどこまで可能にするか?
          * 広告売上のどこまで返すことができるか?
      * 有料プランの設計
          * 独自ドメイン設定可能
          * 独自広告掲載可能        

もちろんWordpressにもnoteにも複数人で執筆することはできます。
ただ雇用や受発注といった主従関係ではなく、同じ興味関心や志を持った人が共同で作れる仕組みが理想だと思っていました。
これは当時「1円ライター」という言葉が現れ、クラウドソーシングで買い叩かれたライターさんの実態を知ったこともきっかけでした。

サービス企画を考えるとき必ず名称を考えるようにしています。
造語なので.comドメインが空いているかなんかも見ています。
"co"(共同)+"write"(書く)で"cowrite"から来ていますが、"right"(権利/正しさ)を入れてみました。
残った"cow"はウシだな、と拾ってきた画像を添えていました。

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ビジネス的に考えると、まず「共同」という現場がなかなかないことや、それに伴う課金や送金の口座設定などが難しいところです。
今の時代で考えるならYouTubeなどの動画メディアでスキームが使えるといいですね。


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