リコリコ戦闘シーン解説その3
こんばんわ。もしくはこんにちは!
CoDモバイルを無課金&変な色の武器使わない縛りでプレイしていたら、そろそろ限界が見えて来た夜桜月霞(よざくらげっか)です。
いやぁ、リコリス・リコイル 第3話、やばい。
神回過ぎてやばい(語彙力喪失)
夜桜はアマプラ視聴勢なので火曜の12時に見るのですが、すでに通しで6回、部分ごとで視聴して合計で10回以上は見てます(´◉◞౪◟◉)ジャンキーヤナ
1、「リコリス・リコイル」とは
少し未来感のある日本が舞台。
8年前の事件(スカイツリーと思しき電波塔の爆破テロ)を最後に大きな事件が起きていない。
しかしその裏では爆弾テロや銃器密売、通り魔などの事件が犯人ごと消されて未然に防がれている。
事件は事故に、悲劇は美談に挿げ替える事で隠匿されている。
それらを行う組織「Direct Attack(通称DA)」は、超法規的に犯人をその場で射殺する権利を与えられた工作員「リコリス」を有する。
・ラジアータ
DAのC4ISRの一翼を担うAIコンピューターのひとつ。
ちなみC4ISRとは現代戦でもはやなければならない、運用システムです。
・指揮(Command)
・統制(Control)
・通信(Communication)
・コンピュータ(Computer
と
・情報(Intelligence)
・監視(Surveillance)
・偵察(Reconnaissance
の頭文字を取ってC4ISRです。
あらゆるポジションから取り入れた情報(兵士などから得たもの)をコンピュータで精査、通信系統を規格化して統率を行う。
また戦闘行動を行う前から工作員などから得た情報により正確な攻撃地点を想定し、最小限の攻撃ですませ、兵站の浪費を抑えるという軍事パッケージ。
初めて導入された湾岸戦争では、あまりに正確で素早い展開から「ニンテンドーウォー(ゲームのような戦争)」なんて呼ばれた。
ラジアータはあらゆるインフラ(情報通信や電力供給など)に優先されるという事なので、警視庁の防犯カメラ/道路監視システムや、一飯通信の傍聴などを行い、超高性能AIにより事件性の解析、行動パターンの掌握を行い、事件が起きる前に作戦を立案、各支部から選任されたリコリスが現場へ向かって対処する、という事ですね。
もしあらゆるインフラへの優先権を持つAIにクラッキングできるとするなら、ウォールナット(クルミ)の腕前は、ちょっとした電子世界の神レベルだと思われる。
2、キャラクター
→錦木千束
ほぼ0距離で自分に向けられたけん銃の弾を、動体視力と反射神経だけで避ける天才。
17歳で金髪(公式では白髪)のショートボブの少女。最強のリコリスであり、8年前の事件ではひとりで電波塔を守り切った、”電波塔の英雄”だとDAの中では有名。
甘いモノとスポーツカーに目がなく、目の色変える。
「好きなものはさいゆうせん!」をモットーに、また「いのちだいじに!」という縛りを設けているため、敵であっても絶対殺さないし、その為には犯人をDAに引き渡さないで、クリーナー(民間の裏の清掃業者?)を使ったりなどに躊躇がない。
また彼女のいる喫茶リコリコはDAの外局的な立場ながら、行動自体に縛りはないらしく、独自に依頼を受けたり、事件の解決を行う。また拘束力がないらしく、DAからはあくまで依頼という形で落ちてきて、受けるかどうかは独自の判断基準で決められる様子。
→井ノ上たきな
1話の最初の事件(銃器取引事件)でスタンドプレーを行った事がきっかけでDAを外された。という事になっているが、実際はDAの戦術コンピュータ(?)であるラジアータがクラックされ、銃器取引の情報が改ざんされたのを隠匿するために、責任を押し付けられ左遷された。
若干おぽん説が濃厚だったが、実は味方の救助を優先した結果が犯人への機銃掃射(彼女は射撃に自信があり、味方に中てない自信があった)を行ったと思われる。つまり実はいい子。
いや、要護衛対象を囮にしたから、やっぱりおぽんか……。
自己肯定感があまり高くなく、優秀である自分を保つことで、心が折れるのを守っていた節がある。
射撃の腕はたぶん作中一(千束の長距離射撃はまだ不明の為)で、今回はレンジでハートショットに全弾中て、しかも縁を抜いてから、ど真ん中を射抜く(それも的が壊れないように支柱を残して)という冴羽さんもビックリな腕前を披露している。
→春川フキ
現在のDA東京支部のファーストリコリス。
テクノカットが素敵な若干口の悪いお嬢さん(背は低い)
ただの噛ませ犬、上からの命令がないと動けない、と思わせておきながらちゃんと優秀。
なんだかんだ強い。
体力測定を見ても、普通にすごい部類。ただし隣に化け物(千束)がいるので霞んでしまう。
口が悪いし粗暴だけど、たぶん根はめちゃくちゃいい子。
1話でも命令無視した事よりも、チームメイトを危険にさらした事、それに対して反省をしていない所に対してブチギレてたきなを殴っている。
個人的な考察だけど、3話の最後、「もう二度と戻ってくるな」は今まで笑顔を見せた事がないたきなが、初めて笑顔を見せた事で、ここよりも千束と一緒に居た方がいいと思ったからあえて暴言を吐くことで手向けとしたんじゃないかって思った。
あとさくらに対してもしっかりフォローしていたり、ファーストリコリスである所以はちゃんとあると思われる。
→乙女サクラ
完全にヘイトキャラだと思った。
けど、きっとこの子もいい子。
模擬戦が終わった後は、あの小ばかにするような態度は消えていたし、たぶん味方殺し、命令無視、などの風評を耳にしていたから、もしくは楠木司令が遠回しにそう思う様に誘導したかも? たきなへの態度は嘲笑を交えたものになっていたのかも。てかミリタリ組織なら味方殺しは最大級に侮蔑されるネタだから、あの態度も納得。
なんだかんだ制服が紺色だし、射撃の腕もよくて、ミリタリ組織の中では優秀な人材なのかもしれない。
どうでもいいけどちょび眉は可愛い。
→楠木
DA東京支部の指令官。
ヤバい感じのキャリアウーマンみたいな外見の人。
パッと見は保身のためにたきなを切った良くない上司に見えるが、そもそもDAの戦術コンピュータがクラッキングされたとなると、DAの持つ優位性、安全保障上の絶対性が揺らぐとんでもなくヤバい事態だから、そうならないように隠匿して秘密裏に片付けようとしているのかも。
3話に来て明らかになったラジアータ(が戦術コンピュータであり、全インフラに優先権を持つAI)という存在を含めて、今後のキーワードになることは間違いない。
どうでもいいけど眉毛ある?
3、3話あらすじ
リコリコになじめないたきな。
支部に戻って定期検診を受けないとライセンスをはく奪されるため、しぶしぶ支部に行くことになった千束。それに楠木に会える可能性を見出して一緒に連れて行って欲しいと懇願するたきな。
2人で支部に向かう。距離感がある。
支部につくと後ろ指をさされて嘲笑の的にされるたきな。楠木は会議の為数時間面会できないと言われて、たきなは練習場へこもる。
体力測定等の診断を受ける千束は以前のバディであるフキに会う。
休憩中に楠木と遭遇。そこでたきなの復帰を嘆願する千束だったが、うっかりフキが通信障害があったと口走ってしまい、その一言でクラッキングの事実を察して楠木を問責。シラを切られてしまう。
その間に練習場ではたきなに後任であるさくらが遭遇していた。
めちゃくちゃあおられまくっていると、測定が終わった千束たちが来る。
銃器密売の新しい情報を手に入れた功績で本部復帰を嘆願するたきなだが、そんな約束はしていないと楠木に切られてしまう。
「お前はもう用済みなんだよ」と言われてショックを受けるたきなとキレる千束。
模擬戦で倒すという事になるが、たきなはショックのあまり逃避。
落ちこんでいる彼女に、ミスがあったから出会えた。出会えてうれしいと言って全肯定する千束。
模擬戦が始まり、よゆうでフキとさくらをいなすが、たきなを待つ千束。
千束の言葉に心を開き、復活したたきなが模擬戦場に突入。フキの顔面を殴ってから撃って模擬戦終了。
2人の距離が縮まった。
間違いなく神回。すべての人が見た方がいい。
4、戦闘シーン解説
今回は戦闘シーンがほぼないので、ちょっとだけ訓練(と定期検診)を交えながらお話ししようと思います。
→たきなの射撃の腕前
ヤバいよね。
いくらM&P9Lとはいえ、この腕前。というか、これ普通ならちょっと残っている真ん中の部分も吹っ飛んでいくもんだけど、そうならないように均等にど真ん中を射抜いてるんだろうな。
これ、なんで首から上に得点書かれてないと思う?
首から上は普通中んないから、こんな所狙うくらいならハートショット狙えよぶぁああか!
ってことですよ。それなのにたきな嬢、全弾ヘッドショット。けん銃でやる事じゃねえんだよな?
→千束の身体能力
ランニングでは余裕。
反応速度測定ではほぼ人間じゃない速度。
垂直跳びは63cm(17歳女子の平均が44cmで、フキは45cm)
反復横跳びではフキがへばってるのに、超余裕という千束。
休憩所ではフキが肩で息して倒れそうなのに、たぶん1割も消耗してないような雰囲気。
たぶん全力どころか、フキに少し余裕で勝てる程度にセーブしてやってる。それでもきっと平均値以上。
まあ、50cmの距離で弾避けする彼女が人間と同じスペックなはずがない。
→模擬戦
そんな仲良しがやる茶番みたいな口喧嘩から始まる模擬戦。
開始直後に急接近して撃ちあい。
これはフキが離れればそれだけ千束に有利。少しでも勝算を稼ぐには接近して手数(千束が避けきれないほどの攻撃を撃ち込む)しかないと踏んだんだろうな。
さくらが「計画どおりっす」とかぼやいてたから、近距離で撃ちあい、挟み込む、もしくはフキとの交戦の間にさくらを伏兵にさせて千束を誘い込んで挟み込むという作戦だったのかか。
まあわかっていたけどここでは倒せないので、予定通り逃走ルートに入るフキ。
↓ペイント弾だからこの薄いジェラルミンのドアでも防ぎきれれるだろうから、ドアを盾にそれ以外の場所をしっかりクリアリングしている。
想定通り待ち伏せいしているさくら。
想定通り待ち伏せしてるさくらに超接近しながら弾避け。後でフキにも言われているけど、たぶんさくらは根が正直だから、千束にとっては一番避け易いタイプだと思われ。
「お忘れ物ですよぉお!」からの奪ったさくらの銃を返す。もちろん挑発
からの、通路の先に仁王立ちして、わざと撃たせる。
それを本当にわずかに身を捻るだけで避ける。挑発。
めちゃくちゃ撃ってプチパニックに陥った瞬間に鬼ダッシュで接近。
さくらの腹蹴っ飛ばして吹き飛ばし、銃ももう一回強奪。
5、まとめ
ほんと、神回でした。
戦闘シーンはいつも通りスタイリッシュでしたけど、それ以上に
尊いッ!!!!
自分のすべてが否定されたようで、心が折れているたきなを励ます千束。
ハグだけでもヤバいのに、抱き上げて、
「私は君と出会えて嬉しい! 嬉しい! 嬉しい!」
なんてやられて、もう惚れる以外ないよな。ガチの全肯定されたら、距離縮まるよ。
「失う事で得られるものもある」
「誰かの期待に応えるために悲しくなるなんてつまんないって!」
これだけ説得力のあるセリフを言えるようになるまで、彼女はどれだけの悲しみを乗り越えてきたのか……。
OPとかでもチラ見えする、千束の過去。電波塔の英雄の真実や、「いのちだいじに!」の徹底的な不殺の意思。それが垣間見える。
あと、どうして千束がこれほどたきなを大事にするのかが、今後のキーになりそう。出会ってまだ数ヶ月だし、1話の「初めましてだよね?」の一言がひっかかるんだよなぁ?
そしてこの帰りの電車よ。
隣り合ってるし、無言で飴貰うし、名前呼び捨てだし。
30秒もないシーンでこんだけエモいのずるい。しんじゃうかとおもった。エモさの具現化、文明続く限り教科書にした方がいい。
そういえば、楠木さんが
「卓越した洞察力で射線と射撃タイミングを見抜く”天才”だ」
って言ってた。
やっぱり超能力とかじゃないじゃんね!!
わし、せいかい!
というか、”天才”ね。
千束のスマホカバーはフクロウの絵が描いてあるし、アラン機関は”天才”を見出す慈善組織でしょ?
DAは孤児を使って処刑人しているし、組織に拾われた子供たちは切望するほど東京支部のリコリス寮と制服に憧れるているというし。
いやぁ、今後もたのしみですなぁ(´◉◞౪◟◉)
ち な み に !!
DVD/Blu-ray 1巻はこの3話までを収録!
物語が始まるまでの序章であるここまでのお話し。
必要なキャラクターたちが出てきて、世界観をざっくりと展開して見せてくるここまで!
いやぁ、今後のお話しが気になる!!
おまけ
以下個人的なツボシーン。