凱旋門賞とメディアの力は怖いって話
こんにちは。夜桜という者です。
今回は凱旋門賞の感想と、それを見てメディア怖いな、と思った話について。本題はメディアの方です。
凱旋門賞感想(都合上簡易的)
昨夜の凱旋門賞は日本馬二頭とスノーフォールの応援をしてました。
個人的にディープボンドは血統的背景からロマンがあるなと思っていたので、楽しみなレースだったのですが、残念ながら一番遅い入線。
故障などはなかったようで、二頭とも無事帰ってきてほしいなと思う次第です。
レースとしてはドイツ馬トルカータータッソが優勝。あれはいい脚で、世界には強い馬がたくさんいるし、凱旋門は毎年すげえな、と思ったものです。
日本馬やスノーフォールを見て、今後日本馬が凱旋門で勝つにはどうすればいいのか思ったことなども書きたいですが、今回は省略します。
メディアの力は怖いって話
ここで言いたいことを先に明確にしておきます。
・メディアの力は強いからこそ怖い。
・テレビや人から聞いた情報をそのまま鵜呑みにしない。自分で調べること。
・なんらかの情報についてはできるだけソースを出す。
この3点が今回言いたいことです。
きっかけ
発端は、凱旋門賞後の兄からのLINEでした。
トルカータータッソ、最低人気らしいぞ
この文面でした。
最初は、あ、そうなんだと聞き流そうとしたんですが、ふと違和感を覚えました。
というのも、レース前に現地オッズや全頭の馬柱を見て、ある程度馬の実力を洗っていたからです。
最後に見た現地オッズも、日本でのオッズでも、最低人気はベイビーライダー。
この馬はフランスの3歳馬で、G1はまだ取っておらず、G2を1つ取った程度。
周りの馬のほとんどがG1取ってここに挑んできてることを考えると、納得のオッズでした。
一方トルカータータッソはドイツでとは言え、G1を2つ取ってる馬。どうやらドイツでは人気があるのでしょう、過去のレースでは結構上位人気に推されていました。
この情報を持っていたために、ほんとにトルカータータッソ最低人気だったの? と思ったのです。
兄にいやそれは絶対違うでしょ、てトルカータータッソとベイビーライダーにはノンコノユメとヨシオぐらい実力差があるで、と話したんですよ(ヨシオ重賞一個も取ってないけど)。
でも、一向に信じてもらえず、「いやでもグリーンチャンネルが言ってたで」と返されるばかり。
このご時世というのもあって、私は誰かがこう言ったみたいな話をそのまま鵜呑みにするの嫌だったんですよね。
だから調べることにしました。
調べるフェイズ
結論から言うと、トルカータータッソは現地オッズで最低人気ではなかったみたいです。
濁してるのは、私がフランス語に明るくなく、確信を持てないからです。でも数字を見るからに、多分最低人気ではないのでは? と思ってます。
以下ソース
https://www.pmu.fr/turf/03102021/r1/c4/
以下凱旋門の現地のオッズ(?)と着順です。
右側の数字がおそらく現地の単勝オッズだと思うのですが、トルカータータッソは65、ベイビーライダーは78となってます。この数字が単勝オッズなら、やはり最低人気はベイビーライダーだったのでは? と思うんですよね。
もし私の誤解なら、指摘していただければと思います。
ただ、ここで言いたいのは最初に書いた通り、誰かの言ったことを鵜呑みにせず、自分で調べることです。
実際のところ、トルカータータッソが現地で最低人気だろうが13番人気だろうがどちらでもいいのです。
ここで話題にしてるのは、グリーンチャンネルが言ってたことをそのまま鵜呑みにして、誰も疑ってないことなのです。
Twitterでの調査
Twitterで最低人気ちゃうやろ、と指摘してる人はいないのか調べてみました。
ですが私を除いて1人しか見当たらなかったです。noteで出し方わからないので、私のツイートからリツイート探してください。フランス語検定3級だかの人のツイートです。
しかも最低人気だった! と言ってる人のほとんどが、「最低人気だったらしい」とか、そういう口伝てで聞いたような書き方。
調べた中では誰1人現地オッズのソース出してなかったですね。
いやもうグリーンチャンネルの言うこと丸呑みしてるようにしか見えなかったです。
ちらほら「現地オッズなら配当どれぐらいだったんだろう」と呟いてる方はいましたが、実際に調べた様子はなく。
やっぱり何事もやるまでは長いんでしょうね。
そして調べるのが難しいことは、誰かが言ったことを鵜呑みにしがちで、自分で調べようとしない人が圧倒的に多いんだろうな、と感じました。
だからこそメディアって怖いな、と。
凱旋門賞でドイツの競馬は世界一ィィィ!!
と叫んでる人達の横で、
メディアってこええ、と思ってるのもなんだかシュールですが笑
皆さん、情報は鵜呑みにせず、気になったら自分で調べる方がいいですよ。
もしかすると、疑問にすら感じてないことでも、知らず知らずのうちに実は騙されていた、なんてこともあるかもしれません。
今回は競馬の話だからそこまで実害もないでしょう。ですが、これがもし生活に関わることだったら。
そう考えるとやはりメディアの力は怖いものだと思わずにはいられません。
私が言いたいのは以上です。
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