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欲しいものが買えない。

みなさん欲しいもの買えてますか?

私はほとんど買えていません。

普段から僕のツイートを見ている方はわかるかもしれませんが僕は「欲しいもの」を買うことができず常に「必要なもの」しか買えません。

2万を超える包丁は毎日仕事や家庭で料理する僕にとって「必要なもの」なのでスッとお金を出せますが、五千円を超えない趣味の道具は「欲しいもの」なだけで「必要なもの」ではないのでなかなかお金を出せません。

必要なものと欲しいものの違い

あくまで持論ですけど「必要なもの」はほぼ毎日一度は手にして使うものであり、その毎日使う道具のパフォーマンス向上ために使うもの(包丁なら砥石や研磨剤、コーヒーメーカーなら計りやカップ、珈琲豆)などが「必要なもの」だと思います。

「欲しいもの」は「無くてもいいけどあったらいいもの」であり毎日使わないけど暇な日や休日の息抜きなどに「使える道具」が欲しいものだと思います。

育ち方という呪い

僕は生まれた家庭が父方も母方も良家でありいわゆるボンボンです。昔からうまい飯を食い、いい服を買い、いい鞄を買い生きてきました。父も母も「必要なものはより良いものを」ってスタンスで買い物をする人だったので、人生に必要なものはどれだけ高くても良いものを買い与えられてきました。例えば誕生日プレゼント、例えばクリスマスプレゼント。そんな祝い事の時のプレゼントも「星を見て知識を増やしたり美しさを知るために必要な天体望遠鏡」は何万のものでも良いものを買ってもらいました。逆に「あったら遊ぶけどなかったらなかったで遊ぶ必要がない戦隊モノのおもちゃ」などは廉価版を与えられたり中古品をもらったりしていました。その当時の僕の中ではもうすでに「必要なものを買うのは善で欲しいものを買うのは悪だ」という持論ができていました。それが何年も積み重なり「必要なものにはお金が出せるけど、欲しいものにはお金が出せない」という呪いが染み付いてしまいました。

僕は「欲しいもの」を買う時にどうにかそれが「必要なもの」だと自分に自分でプレゼンを行い自分の中の「本当に必要か」という心と戦っています。まぁ…いつも負けて「欲しいもの」を買わずに「必要なもの」しか買えないんですけどね…

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