【自力可能】マイクロ法人の決算について【税理士不要】
マイクロ法人とは、個人事業主が節税目的で持つ法人のことである。
その節税は「社会保険料を安く抑える」というものである。
かく言う私は、マイクロ法人を所有している。
5月末決算に設定してあるので、先日、2022年度分の決算をしてきたのだ。
決算についてはなかなか実務的に書いてくれているサイトが少ないように思える。
そこで、今回は私が足を動かして得た情報を記載していく。
ここではマイクロ法人の効果については深く触れないが、その"決算"について備忘録も踏まえて、書いていきたいと思う。
法人の決算
通常ならば税理にお願いするところだろう。
しかしながら、税理士を使うことで年間20万~30万ほど費用がかかるそうだ。
そして、一人で決算をやってみようと思い立ったのだ。
やってみて分かったのが、マイクロ法人の決算に税理士は不要、ということだった。
※会計ソフトは使用している。弥生会計だ。これは、2年間無料で3年目からは2万円/年程度で使える。税理士を使うより、はるかに費用を抑えられる。
★決算時にやること
決算日から2か月以内に「法人税」、「市民税」、「県民税」の支払いまで完了する必要がある(私のケースで言うと~7/31)
しかしながら、期末から一か月間は何もしないことをすすめる(私のケースで言うと5/31~6/30)
何故かというと決算後、1か月程度で
・税務署から:法人税の納付書
・役所から:市(区)民税の確定申告書(いわゆる法人住民税)
・都道府県から:都道府県民税の確定申告書(いわゆる法人住民税)
が届くのだ。
それを待ってからの行動がいいだろう
1.まずは帳簿付けを日々行う
私は会計ソフト「弥生会計」を使っている。個人事業主でも同じソフトを使っているため、使い慣れているからだ。
どんなソフトでも構わないと思うが、こまめな帳簿付けを心掛ける。
また、分からない仕分けがあったらすぐ調べることも大切である。
2.会計ソフトを使って、「決算報告書」を作成しよう
会計ソフトのなかに「決算報告書」を作成する機能がある。
これには、貸借対照表と損益計算書が書かれる。
これをもって税務署に行こう。
3.税務署に行こう(法人税の確定申告)
税務署では、「法人税確定申告書」と「所得の金額の計算に関する明細書」をもらおう。
両書面とも、国税庁のホームページでもダウンロードできるが、3枚~4枚つづりの写しのものなので、原紙を税務署からもらったほうが手っ取り早いのだ。
また、これが最重要の内容なのだが、分からないことがあったら、税務署に相談しよう。
というか、相談に行けば、一緒に作成してくれる。
この機会に、「法人税確定申告書」と「所得の金額の計算に関する明細書」を埋めて、提出してしまうことをお勧めする。
税務署も税金を納めようという事業者に対しては、とても親切なのだ。
4.役所に行こう(市(区)民税の確定申告)
持ち物は、
・「3.税務署に行こう」で作成した、「法人税確定申告書」の控え
・市(区)民税の確定申告書(決算後に届く)
これを持って、役所に行こう
市(区)税課に持ち寄れば、指示従って市税の記入を行える。
これまた、税課は税金を収めようという事業者に親切なのだ。
5.都道府県民事務所に行こう(都道府県民税の確定申告)
持ち物は、
・「3.税務署に行こう」で作成した、「法人税確定申告書」の控え
・都道府県民税の確定申告書(決算後に届く)
これを持って、都道府県民事務所に行こう
これも記入してもらえる。
最後に
今回決算をやってみて思ったのが、あれこれ悩んで、調べて、をするよりかは、足を運んで相談することだ。
税金関係は、快く手伝ってくれるということを学んだ。
以上だ。今回も長々ありがとう。
★★マイクロ法人二期目の決算について(追記)
マイクロ法人二期目の決算処理が7月上旬に完了した。(決算月は5月)
二期目がどうだったのか気になる方もいるだろうから、また記事を用意した。よかったら見て行ってほしい。
↓↓
https://note.com/yoyoyo_yo/n/naa150dd1a07d