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ケンタッキーフライドチキンが好きだ。

お昼ご飯、冷蔵庫には、ケンタッキーフライドチキンがあった。昨日の食べ残りらしい。2つあった。しめしめと思った。ケンタッキーフライドチキンが好きだ。あの味は、ケンタッキーフライドチキンにしか出せない。

ここぞとばかりにケンタッキーフライドチキンを電子レンジでチンした。さて、ケンタッキーフライドチキンを食べるにあたって、フォークを用意した。ちょっと大きめのフォークだ。本気度の高いフォークだ。銀のやつ。

電子レンジがチンと鳴ったのでとりにいく。ケンタッキーフライドチキンを取りに行く。熱々でもなく、冷め冷めでもない、ちょうどいい温度に仕上がった。よし、食うぞ。食ってやるぞ。

いや、待て。ナイフもいるな。やっぱナイフもいるよな。もう一度カトラリーの入っている棚を開けてナイフを一発取り出す。ナイフのカウントは、〜発で間違いない。カトラリーという単語がスッと出てくる私の脳で間違いないと言っているのだから間違いない。ナイフは、一発、二発、三発と数えましょう。

いらぬことをうだうだと言ってしまった。さて、食うぞ。よし、食うぞ。やれ、食うぞ。今度こそ食ってやるぞ。食ってやるとも。

食った。

うまい。
やっぱうまいな。
やっぱうまいぜ、ケンタッキーフライドチキン。

ずっと違和感を感じている人がいるかもしれない。ケンタッキーフライドチキンとフルネームで呼ぶなよ、と。何度フルネームで言うのだい?と。わかったってばよ、ケンタのチキンとかケンタッキーとかチキンと書けよ、と。

そんな人に私は言いたい。

ケンタのチキン?ぁあ?下ネタかよ。
ケンタッキー?ぁあ?下ネタかよ。
チキン?ぁあ?下ネタかよ。

はい、だからみなさん。ケンタッキーフライドチキンと言いましょう。みんなダメだよ、すぐに下ネタ言いたがるくせ。やめなよ、ほんと。だからね、みなさん、ケンタッキーフライドチキンは、ケンタッキーフライドチキンだよ。ほんと、頼むよ、ほんと。

そうこうしているうちに1個食べ終わっちゃったよ、勘弁してよ、ほんと。でね、もう1個食べようとしたら、嫁さんがやってきて、1個ちょうだいって言ってきたの。

私はね、ケンタッキーフライドチキンが好きなの。けどね、あげるよ。仕方ない話じゃんよ。嫁さんからケンタッキーフライドチキンを1個ちょうだいなんて言われるんだからさ、反論の余地ないじゃんよ。

反論したらさ、ケンタッキーフライドチキンをめぐって小さな火種がつくじゃんね。火種は、嫌じゃんね。いつ、大きくなるかわかんねーから。だからさ、ケンタッキーフライドチキンを嫁さんに一つあげたよ。

嫁さん、食ってたよ。美味しそうな顔で幸せそうに食ってたよ。それでいいじゃん。それでいい話じゃんね。やっぱあれだわ。ケンタッキーフライドチキンが好きだわ。


・こぼれ話

ケンタッキーフライドチキンを食べただけの話でどうにかこうにか1000字書いてやろうと思って、勢いで書きました。たったそれだけのnoteです。

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よよ
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