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私たちは、初体験を偽りたい。

告白します。

やったことないのに、やったことある風を装ったことがあります。

おそらく一度や二度ではありません。
その都度、変な汗をかきました。
とてもとても怖かったです。

初めてでも多分できるとおもうけど、失敗したらどうしよう。失敗したときに「実は初めてでして・・・」と告白することになったら、お顔真っ赤っかになっちゃう。

で、3回に1回くらいの確率で失敗する。そのたびに、年甲斐もなく、お顔真っ赤っか。ああ恥ずかしい。

そもそも「初めて」ってのは、恥ずかしいことではない。決して恥ずかしいことではない。にもかかわらず、「初めて」と開示することに躊躇する。

よ「実は、初めてでして・・・」
他人「知らんがな!」
よ「あ。。。」
他人「初めてでもちゃんとやるんが大人やろがい!」
よ「ひぃぃいいい」

この展開が怖いのか。
なんなのか。
「初めて」っていうだけで楽になる展開もある。

よ「実は、初めてでして・・・」
他人「あ、そうなんですね〜、あ、じゃあ、ここをコーして、あれをアーして。そうそうその調子その調子。ぜ〜んぜん、初めて見えないですよ〜。はい、もう一度。ここをコーして、あれをアーして。。。」

このパターンもある。
だから「初めて」を開示した方がいいときだってある。

最近のあるあるでいうなら、タッチレス決済初めてのときとか。やったことないのに、やったことある感を出していたかもしれない。

やったことないのに、みんなが普通にやってるから初めて感を出さずに、ピッとした人多いでしょ。初めてのくせに、初めてが言えずに、経験者顔でピッとした人いっぱいいるでしょ。

初めてなんです、優しくしてね。

その一言が言えずに、何食わぬ顔でピッとして、ふぇいぺい♪とかクイックフェイ♪ってしたでしょ。

かくいう私もクイックペイを何食わぬ顔でやろうとしたけど、うまく出来なかった恥ずかしい過去がある。あの脇汗からもう5年が経った。そう考えると、懐かしささえ感じる。

そういえば、スタバ初心者なのに、経験者顔でスタバ注文して、えらい目にあったこともありました。

恥はかきたくない。

恥はかきたくないけど、かいたらかいたでネタになる。その瞬間は、半泣きになるけど、時間が経てば笑い話になる。そういう意味では、貴重な感情だ。

喜怒哀楽の「哀」になるのだろうか。

思えば、ドヤ感のある記事や話よりも自分のことを下げて書いてある記事の方が、読んでて楽しい。共感もする。笑えてくる。

個人的には「自虐トーク」ができる人の方が、親しみやすさを感じる。完全よりも不完全。全く隙がないより、隙がある方が可愛げがある。自分もそうでありたいと思う。

自分が主人公で、お腰につけた勇者の剣をブルンブルンと振り回しながら、トークを展開する人より、自分を下げて脇役に徹することができる人の方が好き。

これからも恥ずかしい場面はやってくる。その都度、脇汗ぶっしゃあの真っ赤っかの顔をしよう。

恥ずかしいことは、決して悪いことではない。


・こぼれ話

「初めて」のときは、その瞬間しかないのでめちゃんこに貴重な場面だと思います。予期せぬ事件が起こる確率がバキバキに上がってると思うし、面白いことも起きやすい。恥ずかしいことも起きやすい。「初めて」をどう扱うかって、めちゃんこ大事な気がします。

本日もお読みいただきありがとうございます!
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