
「思考を見直すための視点(CLR)」
教育のためのTOC Advent Calendar 2022 9日目の記事です。
今年もチャレンジしてみました。
年末に振り返りができる機会になってきました。
CLR(Categories of Legitimate Reservations)とは
TOCfEを学んできて、一番苦手と思っていたのが、このCLRでした。
物事を考える際に、「思考を見直すための視点」を持ってもらう4つの問いかけです。
1.単語や文章の意味があいまいな場合(明瞭性の懸念)
⇒言葉が分からない、伝わらない、どういう意味ですか?
2. 文が意味することが厳密には妥当ではない場合(存在の懸念)
⇒本当ですか?言い過ぎてないですか?本当ですか?
3. 因果関係がきちんと成立していない場合(因果の懸念)
⇒因果がつながっていますか?
4. 結果の原因となることが不足している場合(十分性の懸念)
⇒それだけで十分ですか?
CLRって難しい? いや、普通にやっているよー
今回、このCLRと向き合うことになり、いろいろな方に「CLRって何?」と質問しまくったら、下記のような言葉がポンポンと出てきました。
・いつもやっているなー
・ん?やってない人いるの?
もっと小難しい(高尚ともいう・・・)回答があると思っていたら、意外にもあっさりとした普段使いな感じがかえってきました。

CLRをどんな時に使ってる?
・相手の話が分からないときに、こうではないですか?ではなく、引き出す
質問するときに使っている
・打ち合わせのときに因果関係を自分で確認しながら進めていくときや
言葉の定義が曖昧なときは確認しながらやっている
・部下の報告、子供と話しているとき、ほんとにそうなん?
うーむ、確かに私も仕事の会話では当たり前にやっている気がしてきました。

CLR脳になると・・・
この前、とある場所でテレワーク業務について討議する場がありました。
そこでは、業務のしづらさも話題になり、最後はこんな意見が出て終わりました。

何となく納得して終わりましたが、私の頭の中は・・・

これだから、CLRをやると面倒くさいと言われるのかもしれません。
でもより良く変えていくには必要なことなんだなと思います。

CLRが少し好きになってきたこの頃です!!
まだCLR脳では全然ないですが・・・