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沈黙の金曜日が面白いっていう話
沈黙の金曜日!今夜も生放送! #沈黙の金曜日 pic.twitter.com/iZZ9siaDuE
— 沈黙の金曜日 (@fmfujichinmoku) December 18, 2020
毎週金曜日午後9時から2時間、FMfujiから生放送している沈黙の金曜日というラジオがある。パーソナリティはラジオスター芸人ことアルコ&ピースでアシスタントは乃木坂46の弓木奈於。ラジオは東京代々木駅近くにあるstudio vividという放送スタジオから生放送されており、東京圏ではラジオの周波数を78.6MHzに合わせるかツイキャスのFM fujiのページから映像付きで聞くことができる(CM中は無音)。コロナ禍以前は観覧もでき結構な真夜中にもかかわらず毎回長蛇の列ができるほどの人気番組である。(観覧復活するといいなぁ…)
番組アシスタントは初代の市道真央から始まり、2代目以降は元乃木坂46の永島聖羅、同じく元乃木坂46の中田花奈と変遷し(乃木坂からの卒業を機に交代)2020年の11月から先ほど紹介した乃木坂46新4期弓木奈於が務める。見ての通り2代目以降は乃木坂46のメンバーをアシスタントに迎え入れておりリスナーも乃木坂のファンが多いのが特徴である。番組自体もアンダー応援番組を公言しており(※アンダー:乃木坂46の選抜グループから外れたメンバーの総称)乃木坂の新曲宣伝期間になると他のメンバーがゲスト出演することもある。
この番組、実はradikoにおいて東京ではエリア外判定で聞くことができずradikoプレミアムに加入するか先ほど紹介した方法でしか聞くことができない。いわゆる地方fm局のローカル番組なのだが全国のラジオリスナーの間では根強い人気を誇る。
番組の進行としては最近のエンタメや流行などの時事、学生時代のあるある、うまい飯の話などから話を広げていきリスナーからのメールを交えながら展開して番組の軸を進行しながら作っていくという割とノープランな内容だ。こういう進行のラジオ番組は他にもいっぱいあるしこの番組特有というわけでもない。
でもなぜかこの番組、とても面白いのである(理由はわからん)
アルピーの2人(主に平子さん)が乃木坂メンバーの無知をいいことにとんでもない嘘を叩き込んだり(平子はゼファー乗りで酒井を後ろに乗せてバイク通勤)、普段下ネタNGのメンバーにきつめの下ネタぶち込んで困惑させたり、リスナーのゲロキモメールに戦慄したり、この世にない単語を発明して爆笑したり(脇うどんで検索)メンバーがシンプルにめちゃくちゃ可愛かったり、ライブ後のハイテンションで生放送挑んで空回り気味だったり、代打メンバーが来て大ハネしたり(和田回や梅澤回、純奈回、ちま回、優里回、葉月回、みり愛回などなど)、メンバーの選抜発表に一喜一憂したり、CM出演が決まって祝宴になったり、謎の挨拶作りだしたり(カモガウィー)、自宅の風呂から入浴中にリモート出演したり、自宅の玄関から全裸でスパンキング音をたれ流したり、誕生日プレゼント送りあったり、週末の競馬予想したり、テレ朝プロデューサーに喧嘩売ったり、ゲストアーティスト・アイドルと仲良くなろうとしてCM中に連絡先交換し合ったり、ライブ終わりにメンバーに電話つなげて発狂したり、今野さん(乃木坂46運営の偉い人)から電話かかってきて舞台出演発表されたり、天気予報や曲紹介で読み間違えて放送事故起こしたり、人間という楽器で大盛り上がりしたり、四千頭身が乱入したり、メンバーの卒業発表で阿鼻叫喚になったり…
(なんか書き出したうえで面白さの共通項みたいなものが見つかるのかなぁと思ってたけどなんもわからんかった…)
またアシスタントメンバーの個性によって番組の方向性が全然変わるのも面白い。前任者の中田花奈は常識人代表としてアルピーの下衆トークやリスナーのキモメールに正面からどんとぶつかりに行って笑いに昇華させるというツッコミ寄り武闘派スタイルで、番組はトークバラエティ・ハガキ職人(※ラジオにメールを送る人の総称)のネタに対するレスポンスバラエティとしての要素が強かった。たまに垣間見える中田のお嬢様性やポンコツ性、少しのアイドル性もギャップがあり人気の一因だった。(個人的には中田の下ネタに対するあっけらかんとしながらもちょっと笑っちゃう感じが好き)
新任の弓木になってからは、弓木の狂気性(酒井曰くテネット弓木)を軸にイカレた爆弾発言を要所要所で踏み抜きながら進む怒りのデスロード形式のカオスラジオで、アルピーのボケに対して真顔でノってくる新しいスタイル。弓木本人はあまり自覚ないのと、基本人格はすごくまじめで丁寧かつ優しいのがまたギャップで面白い。あと劇団員の経験があるらしく演技がうまい。以前との比較でいうとツッコミがアルピー側に逆転し(特に酒井さん)お笑い要素が強化されたが基本はオールボケなので聞いた後に何だか疲労感が残るようになった。最近は常識人になろうとしているモンスターの成長を一歩離れたところから見守るような気持ちで聞いている。まだまだアシスタントが交代してから日が浅いが今後どんな形で成熟した番組になっていくのか非常に楽しみである。
この番組の雰囲気を例えると、アルピー曰く放課後の部室でくだらない話をする男子部員とかわいい女子マネージャーという具合であるらしい。
言いえて妙(一回言ってみたかった)
この雰囲気大好きだから末永く続いて欲しいなぁ(ただの願望)