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『真夏の夕凪シンドローム』について

先日動画記事を書いた『真夏の夕凪シンドローム』という曲ですが、お聞きいただけましたでしょうか?

この『四季』シリーズはプログレッシブ・ロックなので、少々構成が歪であったりします。

前作の『春の病は夢うつつ』は9分の大作にも関わらず、現時点でniconicoでは一番再生されている曲です。
イラスト担当のDakenさんの影響力が大ですが、それがきっかけで聴いていただいたとしてもうれしい限りです。

さて、この歪とうか複雑な曲を解体してみたいと思います。
つまり、多様している変拍子の中身です。
自分でも歌うとしたらタイミング取りがとても難しいな、と思ってしまいます。
ギターはタイミングがとりやすいアルペジオを、他の楽器に惑わされずに一定に弾く、という感じです。
ギターソロは即興を何度も録った中で一番気に入ったものにしています。

ドラムやベース、シンセは打ち込みなので、演奏能力は関係ないので思った通りに作れるのは嬉しい反面、やはりその道の優れた人にプレイして欲しいと思いますね…
永遠にメンバー募集中です。

さて、変拍子解析は以下の通りです。

イントロ~Aメロは9/8拍子
Bメロは11/8拍子
そしてAメロ9/8拍子
次がBメロなんですが、若干長くして12/8拍子です。
次にCメロ9/8拍子
繋ぎに6/8拍子
サビへとつながる繋ぎが4/4拍子
サビは4/4ですが、そのようには感じないかと思います。
メロディの切り方が変だからです。
そしてギターソロは6/4拍子
サビに戻って4/4拍子
エンディングは9/8に戻って終わります。

これだけ複雑なんですが、それを感じさせない曲であると思いますし、実際にプログレ耐性のない人でもすんなり聴いてくれました。

5年前の曲ですが、これが一番個人的に好きな曲です。

こちらはniconicoリンクです。