LIVE IN JAPAN (Deep Purple) #私を構成する42枚 より
私を構成する42枚
より24枚目の紹介はDeep Purpleの『LIVE IN JAPAN 』(1972年)です。
ディープパープルというバンドは語ることが多すぎる……
それは個人的な経験とは別に、ロック史においてもという意味です。
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」というロックを聴かない人でも知っているようなヒット曲があり、エレキギターという楽器を弾く人は一度は弾くであろう超有名なリフがあり、リッチー・ブラックモアという伝説的なギタリストが在籍していたり、それでいて何度もメンバーチェンジを繰り返しながら、今なお精力的にアルバムを出し続けている。
その最近のアルバムは年相応のいぶし銀が効いており、昨年新作を発表した生ける伝説、ローリングストーンズと同じくとても素晴らしい作品に仕上がっています。
特に2020年のこちらはスティーブ・モーズ在籍時の最後の作品でもあり、名曲揃いかと。
そんなパープルに、ギタリストである自分が影響を受けないはずはありません。
とはいえ、リッチー・ブラックモア時代の作品には捨て曲と言えるものも結構あり、アルバムを通してよく聴いたか、と問われると聴いていません。
辛うじて「イン・ロック」は聴きました。
そして聴かなかった理由は音が悪い(ミックスが下手)からです(笑)
ミックスがとても残念で、リマスター時代の今なら結構聴けますが、レコードをCDにしただけの昔の音源は、やはり残念なものでした。
では何を聴いていたかというと、この「ライブ・イン・ジャパン」です。
欧米では「Made in Japan」というタイトルですので、Spotifyにはその表記で、ジャケットも私には馴染みのない写真です。
ちなみに「Made in Europe」も名盤で、この42枚にいれています。これは第3期の作品です。
さて、このライブアルバムの何がいいって、演奏はもちろんですが、音がいいんです(笑)
録音状態も良かったのでしょうが、ミックスがとてもうまく、荒々しさもそのままに、きれいにトリートメントされているので聴きやすく迫力があります。
リマスターなしでもかなりいい音だっと思います。
ライブアルバムの名盤には必ず上がる一枚ではないでしょうか。
リッチーのドライブ感があり、終始やる気のある演奏は貴重です。
彼、結構手を抜くところが多いですが、このライブは終始キレッキレです。
そしてイアン・ギランの雄たけびも凄まじいですね。
YouTubeでこの作品を検索したらこのようなものがアップされていました。
LPからデジタル化しているようです。
YouTubeなのに凄くいい音ですが、これ大丈夫なのでしょうか。
他にもいろいろと上がっていて、アナログ盤、いいかもと感じてしまいました。
概要欄見るとアルバム通しは消されたものがあるみたいですね。
Led Zeppelin - Whole Lotta Love はデジタルリマスターよりいい感じですね。
レコードプレイヤーが欲しくなりそう。