ボーカルバンドにおけるインストゥルメンタルナンバーの存在
新年あけましておめでとうございます。
正月休みもあと2日となりましたが、今年の記事一つ目はインストゥルメンタルについて書こうと思います。
というのも、この年末年始はアルバムの冒頭に入れるインストゥルメンタルナンバーを制作していたこともあり、改めて、ボーカルバンドの作品にたまに入っているインストについて考えていたからです。
ということで、自分が好きなインストナンバーを紹介したいと思います。
プログレバンドにはインストが多い、というか曲自体が長いのでそのパートの一つがインストみたいなものです。それでもインストのみの曲もあります。
Scene Two: I. Overture 1928
(Dream Theater - Metropolis Pt. 2: Scenes From A Memory)
ドリームシアターが新キーボーディストとして奇才ジョーダン・ルーデスを迎え、やる気満々で発表したコンセプトアルバム『Metropolis Pt. 2: Scenes From A Memory』のオープニングを飾るこの曲は、とてもドラマティックでアルバムの期待度を上げてくれます。
ペトルーシのギターもアイバニーズからミュージックマンに変わった歴史的タイミングでもあります。
マイク・ポートノイ復活に期待するのは、やはりこのような創造的なコンセプトアルバムだと改めて思いました。
敢えて画質の悪い当時の動画を埋め込みます。
アルバムでもシームレスにつながっている次の曲『Strange Deja Vu』とセットになっています。
カッコイイ!
Mood for a Day
(Yes -Fragile)
こんな曲がロックアルバムに普通に入っている不思議。
でもSteve Howeが弾けばやはりロックに聴こえてしまう不思議。
今でも練習している難しい曲です。
つい最近クラシックギターの弦を交換したのを機に、今までアコギで弾いていたのをクラシックギターに変えました。やはりいいね、ナイロン弦は。
Bron-Yr-Aur
(Led Zeppelin -Physical Graffiti)
ジミー・ペイジは変則チューニングをたまに使いますが、この曲もそうです。小曲ですが美しいアコギのナンバーです。
フィジカル・グラフィティは未発表曲を集めた小品集のような感じです。
Black Star ー Far Beyond The Sun
(Yngwie Malmsteen -Rising Force)
イングヴェイはこの2曲しかほぼ聴きません(笑)
彼は歌モノではなくインストに専念してもっとバラエティに富んだ曲を作って欲しいと思っていましたが、この2曲に全てを入れたと言えるくらいに完成度が高いと思います。
こちらはおまけです。
このバイオリンカバーは本当に秀逸です。
INTO THE ARENA
(Michael Schenker Group -Michael Schenker Group: 神)
マイケル・シェンカーグループ自体はほとんど聴きませんが、この有名なインストは大好きです。ノリノリのエッジの効いたリフからメロウな展開がとてもドラマティックです。
Stream Of Consciousness
(Dream Theater - Train of Thought)
最期はドリームシアターで締めます。彼らの一番有名なインストと言えば『The Dance of Eternity』かと思いますが、私はあまり好きではありません。
最強のインストはこちらです。
『Train of Thought』というアルバムは先のメトロポリスPt2と並ぶ私の中でのドリムシアルバムベストです。
そしてペトルーシが短髭短髪というイケメンだった時代(笑)
展開もかっこいいですが、序盤のハイライトであるルーデスとの掛け合いが鳥肌モノです。
そしてラストのメロウな泣きフレーズでカタルシスを得ることができます。
繰り返しますがマイク・ポートノイに期待するのはこういうプレイなんです!(音も)
ということで、アルバム完成に向けてもうひと踏ん張りします!