金融占星術においてW.D.ギャンとは
金融占星術においてW.D.ギャンを再度勉強してみようと思い簡単にまとめてみました。正確には、ギャンは占星術の知識というよりは、数秘術に傾倒しており、相場のデータをもとにトレードのテクニカルなスタイルを確立した人物です。占星術に関しては、主に惑星アスペクトを中心に考慮していたようで、細かい値動きは下記分析テクニックを利用していました。
主な分析テクニック
・ ギャンスクエア
フラクタルに進行する数字を元に転換するポイントを割り出した方法です。十字に交差するポイントと斜めのラインがもっとも重要な転換ポイントの数字として重視しています。
角度を重視して、様々なスクエアをつくり方向性の予測をする方法です。流動方向は常にスクエアの範囲において動いていくと推定しています。
・ ギャンタイムサイクル
相場の波を一定の期間で繰り返すことを前提としサイクルを見つけだし予測する方法です。年単位などが長い時間軸の方が確率が高く、短いサイクルは難しいとされています。ここで時間と占星術の惑星サイクルの動きと連動して考えています。
・ ギャンアングル
角度を重視した相場の波の方向を見極める方法です。スクエアのよりも早い段階の判断でその波のエネルギーの勢いをみることができます。
ギャンスクエアチャート
ギャンスクエアが無料で簡単に出せるサイトです。いろいろな数字で検証できるので面白いかと思います。http://www.forexwatcher.com/gann.htm
オートトレード
現在は、FXなどメタトレーダーなどで使用するギャンファン、ギャンラインなどチャートツールも多く、もうすでに多くの方が使用しているかと思います。こういったベースはAIツールなどでプログラミンングしやすいので、逆にAIの行動を把握した上で使用設定することが必要になってきているかと思います。
フラクタル理論
ギャンのもっとも注目するところは、フラクタル理論を相場解析に取り入れたところであると思います。
フラクタル図形とはマンデルプロ集合やコッホ曲線のようなものまで幅広く、フラクタルの創始者マンデルプロが作った造語となります。自然界における形状はこのフラクタル理論による形状の物質が多く、わかりやすい例でいえば、貝や植物やブロッコリーなど、原型からなる同形状の螺旋のような形状に変化していく。その形はまさに規則性があるが不規則的にも見受けられ、複雑な形状まで表現できる。この形状をヒントに原型の型を見つけ出し形状の作られる方向を見つけ出すという画期的なアイディアであったと思います。
また、意外にもギャンの相場の格言として、トレードは身を守ることを徹底して言及しており、博打的なトレードをしないよう管理をして行えと名言をのこしております。
相場は不規則なものと思っている方が大半であると思いますが、自然界や宇宙の中に規則性や科学的な解釈があるのであれば、まだ見つけられていないだけかもしれません。理論に基づく発見ができた者が、この世界では富を手にすることができると思います。ファンタジーに終わるか、現象させるかは自分次第となるのではないでしょうか。
上記参考図書
ギャンの相場理論
林 康史 (著) 出版社: 日本経済新聞出版 (1996/9/1)
金融占星術の鑑定などは、響己 陽也BLOGもよろしくお願いします。
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