手牌全体を眺める
ツモ4s。雀頭ができました。
ターツは揃ったので打2p。ツモ中だと更にアガリ易くなります。
と考えるのは、恐らくあまりよろしくありません。
私は打中としました。平凡。
実戦は以下、
一枚目の画像の最大のポイントは、
ツモ2p>ツモ中
なことです。先に書いた通り、現状ターツは揃ってるので、いわゆる2次有効牌と呼ばれる、手牌の価値を高められる牌は2pと中のどちらなのかと考えます。
この手には既に赤とドラ受けがあるので、打点を上げる為の2次有効牌はあまり要りません。
打点ではないとしたら速度です。聴牌速度を上げたい。
軽く比較してみます。
打2pツモ中の場合は打8pで1356m4r59p4467s中中
その瞬間に副露すべき牌は7m36p58sに中でしょうか。
打中ツモ2pの場合は打8pで1356m224r59p4467s。
同様に、副露すべき牌は7m36p58sに、2pと4s。
副露すべき牌、副露できる牌が1種2枚増えています。しかもポン材。
同じツーヘッド手でも役牌対子手はもう片方の対子からはポンできませんが、クイタンはどちらの対子からもポンできます。
この差が聴牌速度に大きな影響を与えてると考えられます。
また瞬間の副露の比較をしましたが、次巡以降のツモ47m36p58sの場合にも、タンヤオの1ハンがほぼ確定し、更にタンピンまで狙える2p残しが勝ると思います。
中バック聴牌になると中が絞られることは勿論、ワン牌に眠ることも無視できません。
1枚目の画像では打中の場合、ツモ345pも手牌価値が上がります。タンヤオが狙えます。
手牌全体がタンヤオ模様の時は、孤立28牌>孤立役牌
これが今回のnoteのまとめとなります。タンヤオっぽい手では役牌を切って数牌を残しましょう。
粗末に扱われがちな28牌は重なった時に手牌全体をタンヤオに結びつけるキー牌てす。また28牌は比較的ポンし易い。
ちなみに今回の局面は、役牌先切りとか生牌役牌の危険度とかもテーマになると思います。そういったことを重視して中を切る方もいそうです。
ご清聴ありがとうございました。第2期Σリーグもよろしくお願い致します。
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