インドネシア滞在記 最終part 中編

自分はリーダーをやることが好きだ。理由はカッコいいから。男の人なら誰でも戦隊系の赤色のリーダーキャラを好きだと思う。(超偏見)それに憧れるのと同じ感覚でリーダーをやることが好きだ。

自分は目立ちたがり屋でスーパーヒーローなどのかっこいい存在が大好きだった。そしていつも心のどこかに自分もカッコいいリーダーになりたいと思っていた。ただ日本にいた時の小学生の時代の自分は頭は悪いし、自分はイケイケの男子メンバーとは少し距離がある男の子だった。

そういうこともあり、リーダーをやりたくてもやれない人だった。ただリーダーをやってもどうやってまとめたらいいかなんていうものはわからない。それでも何故リーダーをやるのか。理由は上にも書いたとおりカッコいいからだ!!

そしてインドネシアに住むことになってから少しづつ変わり始めた。インドネシアでの学校生活が始まってから自分のバカさに気がつき、ちょっとずつ努力するようになった。そして憧れのリーダーをやることになった。

それは小学校6年生の時だった。

自分は放送委員会というものに所属していた。5年生の時からしていたのである程度の仕事は把握していた。そして委員会の委員長を決めることになった。自分は「これはチャンスじゃないか?」と思い、立候補した。他にも候補が出て演説することになった。自分は絶対になりたいと思ったので自分は仕事を把握してるというアピールをしてパワープレーで当選した。この経験からリーダーをやることに快感を覚えた。

そして1年経ち、中学1年生になった。

中学生になってこんな応募が始まった。「体育祭の応援リーダー募集!」というものだ。

自分の学校は小中一貫校で体育祭も小中学校合同で行われいる。4つの色の団に分かれて競技ごとの成績でポイントが溜まっていき、優勝が決まるというものだった。自分は何となく今年が最後の体育祭だと分かっていたため応募した。面接や声の声量テストなどを突破して見事合格。自分は紅組になった。

そこからは鬼の練習。毎日全力で声を出して応援歌や応援の振り付けを覚えた。同じクラスの人に応援を教え、手が空いたら小学校の方にも応援を教えに行った。それ以外にも団の看板などを作るなどもした。

賞は優勝、応援大賞、看板大賞の3つがある。

優勝は上でも説明した通り、競技ごとの成績で決まるポイントの合計数が多い団に送られる賞。

応援大賞は応援合戦という競技?があり、その時に1番良かった団に送られる賞。

看板大賞は事前に応援リーダー達が作った看板に対する評価が1番良い団に送られる賞。

そしてドンドンと競技が終わっていき、いよいよ応援合戦の時。自分は死ぬ気で声を出して頑張った。

そしていよいよ結果発表。

「看板大賞は紅組!!応援大賞も紅組!!」

そう言われた時は涙が出た。

今まで一生懸命やってきて結果を出せなかった自分にとって嬉しかったことだった。その時に思ったのは

「リーダーってこんなにも気持ちいいんだ!」

ということだった。

それ以降自分は積極的にリーダーを務めている。

もちろん、リーダーをやる理由は今でも変わっていない。


「リーダーはカッコいいから!」



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