Tinderから学ぶハウスクリーニング集客(顧客心理編)
さっき、こんなポストを見かけました。
まずはポストの動画に注目。
tinderやってる女のの子の画面みてたけど、やはりストナンしか勝たん pic.twitter.com/6rMaH2rXXT
— まやった (@YamaYattarude) September 22, 2024
tinderやってる女のの子の画面みてたけど、やはりストナンしか勝たん
元ポストが見れなくなった時のために補足しておきます。
Tinderをやっている女性が画面を操作している動画です。
表示された男性を、【興味ありか興味なしか】
瞬時に次々と判断していく様子がわかります。
ちなみに、ほとんど左スワイプしていますが、
いちお操作の意味を下記に引用しておきます。
・タップして相手のプロフィールを閲覧
・興味がなければ左スワイプ
・マッチしたい場合は右スワイプ
ポスト内の動画では、ほとんど左スワイプをしてました。
繰り返しますが、操作は瞬間的に行われてます。
瞬間的に、というのが今回の話のポイント。
ここから本題
出会い目的のアプリであるTinderと
ハウスクリーニング集客って何の関連性もなさそうですよね?
ところが、
実はハウスクリーニング集客を攻略するにあたって、
恋愛・ナンパ、これらのジャンルからは非常に多くのことを学べます。
※これについては、語ると長くなるので別記事で解説します。
Tinderとハウスクリーニングのアレは似てる?
Tinderは僕は使ったことはないのですが、
このポストをみたときに、
【アレ】と全く同じだなと感じました。
それは、
選ぶ側と選ばれる側の間にある圧倒的な壁です。
どういうことか説明しますね。
Tinderしかり、
ハウスクリーニングのポータルサイト
(くらしのマーケットなど)では、
【1対多】の構造になります。
つまり、
ハウスクリーニング業者を探してるお客さんは
瞬時に多数の業者を比較検討できます。
まさに冒頭のポストにある動画の状態。
程度の差こそあれ、
選ぶ側としては、
あのような感覚っていうのを
僕たちは強く意識する必要があります。
僕が先日体験したこと
つい先日、
僕もプライベートでミツモアを利用しましたが、
まさにあんな感じでした。
僕(1人)に対して瞬時に
5社くらいが一斉に連絡をしてきたので。
圧倒的に選ぶ側である僕に
主導権があるわけです。
そういった状況もあり、
僕も深い情報まで追わず、
料金やレスポンスの速さなど
直感で判断しました。
これ、
業者側だとキツイだろうな・・・
ってのが正直な感想です。
だって、
自分がお客さんの立場だと選び放題だから。
ちょっとでも違和感を感じたら
即「なし」判定です。
これはミツモアなので、
レスポンスの速さも
比較対象になりましたが、
くらしのマーケットなどはまた違います。
ズラリと並んだ業者リストから、
お客さんが選ぶので。
第一印象が勝負の分かれ目
ぶっちゃけ、
ポータルサイトでは
一瞬で注目させて、
意識を自分に向けなければ
スルーされて終了
非常にシビアですよね?
その瞬間的な勝負に勝てた業者だけが、
次の
【比較・検討】
というステージに進めます。
裏を返せば、
99%の業者が比較の土俵にも立てない。
これが、現実。
ポータルサイトでは、
少ない情報しか一覧表示に載りません。
ホームページの第一印象は3秒で決まるといわれる。他にも2.6秒といわれたり、6秒と言われたり諸説はあるようですが、要するに内容を見る前に一瞬で判断されているということです。
引用元の記事にもあるように、
勝負は一瞬。
冒頭の動画でも、
選ぶ側は瞬時に、
そして直感的に判断していました。
もちろん、
ポータルサイトで
ハウスクリーニング業者を選ぶ人は様々。
なかには、
じっくり一覧表示を見比べる
人もいるでしょう。
ですが、それは少数派。
自分が何かを選ぶ時のことを思い返してみてください。
YouTubeでおもしろい動画を探す時。
おそらくサムネイルをパッと見て、
判断していませんか?
Amazonや楽天で買い物する時はどうでしょう?
きっと、
無自覚のうちに第一印象
(サムネイル、キャッチコピー、写真等)
で判断しているのではないでしょうか?
ストナンしか勝たんとは?
冒頭のポストにあるストナンとは
ストリートナンパのことを指します。
路上で、女性に声をかけるあれです。
冒頭のポストでは、
Tinderよりも路上で声かけた方がいい、
という主張をしています。
つまり、1対1の状況の方がいいという主張です。
Tinderが1対多だとすると
ストナン(路上で声かけ)では
1対1の構図
に持ち込めるわけです。
1対1の方が、
1対多よりも、
相手から選ばれやすい。
という主張ですね。
わかりやすく、
ハウスクリーニング集客に置き換えてみます。
くらしのマーケットなど
ポータルサイトは
1対多
という構図。
1はお客さん
多は業者。
冒頭の動画のイメージです。
そして、ストナン(路上声かけ)を置き換えると
・空室清掃なら飛び込み営業
これは1対1の構図になります。
たとえば、不動産会社に飛び込み営業に行ったとします。
すでに取引しているハウスクリーニング業者があったとしても、
その場にはいません。
つまり、
飛び込み営業で話を聞いてもらってる最中は1対1。
ここで、他社から乗り換えた方がいいなと思ってもらえれば
勝ちです。
ポータルサイトでズラリと並んだ業者の中から選ばれるのを
待つのではなく、
こちらから直接アプローチできるのが飛び込み営業の良さですね。
・検索から自社ホームページを見に来たお客さん
これは厳密には完全な1対1ではありませんが、
すくなくともページを見てくれてる間は
1対1
わざわざ検索してから見てるということは、
見込み客である可能性も高いです。
1対多と1対1の構図について簡単にお伝えしました。
なんとなくイメージできたと思います。
1対多の状況で勝つのと、
1対1の勝負に持ち込むのでは、
状況が違い過ぎますよね?
もちろん、
1対多でもライバルを一蹴できるなら、
多くのお客さんが集まる
ポータルサイトで集客するのは
効率がいいと思います。
しかし、
1対多では、とにかく一瞬の勝負ですし、
比較の土俵に立ったら、そこから料金勝負の側面が強い。
一方で1対1ならどうか?
その場ですぐに比較される相手はいないので、
1対多よりは有利な展開に持ち込みやすい。
僕が
・飛び込み営業
・SNS攻略
・SNSから自社ホームページへの流入
・SEO、MEO対策
これらを推奨してる理由はすべて、
1対1の状況に持ち込む
ための戦略なんですよね。
これを聞いて、ストンと腹落ちした感覚を
持った人もいるのでは?
もちろん、
1対1の状況に持ち込みさえすればいい訳じゃなく、
あくまで構造的な勝ちやすさの問題ですが。
というわけで、
今回はTinderから学ぶ
ハウスクリーニング集客(顧客心理編)に
ついてのお話でした。
参考になったら、スキと高評価押してもらえると嬉しいです。
※Xやってるけど集客できない人向けの参考資料
追伸
もちろん、状況によりポータルサイトを
使う必要があるって人が大半だと思う。
ポータルサイトの
信用度、知名度、集客力、
これらを借りることは
決して間違いではない。
大事なのは、
1対多という
選ばれる業者側が極めて不利な状況を認識して、
その上で、
どうやれば勝てるか?
という戦略を練ること。
そして、
できれば1対1に持ち込める場面を自ら作れる準備を
進めていくこと。
お客さんの心理状態や感情を深く理解しておくに
越したことはありません。
やっていきましょう^^