ある日突然、夫が適応障害になりました57~ふつうって何?~
30代小学校教師の夫の日記を紹介します。
適応障害やうつなどの心の病で苦しんでいる人や旦那さんだけでなく、
家族がおられる方々にも、ぜひ読んでいただければ幸いです。
歯ブラシを買いに行って感じたことを書きたいと思う
私が歯ブラシを買う時の基準は2つある
1つ目は、その店で1番安い物(セール品)を買うことだ
理由は、少しでも安い物を買って、家計の節約したと思っているからだ
2つ目は、「ふつう」と書かれた歯ブラシを買うことだ
私が買う歯ブラシには
「かたい」・「ふつう」・「やからかい」の3つのタイプがある
私はその中で、いつも「ふつう」を買っている
理由は、たまたまかもしれないが
その店で1番売れていたのが「ふつう」だったからだ
また、「ふつう」であれば、何となく大丈夫かという思いがあった
最近歯ブラシを買いに行った時にある事件が起こった
それは、私が買おうとした歯ブラシの「ふつう」が売り切れていたのだ
「かたい」と「やわらかい」は、たくさん在庫があった
この状況に、私は最初焦った(休職中の私にとっては一大事である)
しかし、よく考えてみると
そもそも「ふつう」って何だろうと疑問が生まれた
「誰に対して(誰を基準にした)のふつうなのか?」
「もしかしたら、自分にとっては「ふつう」でないのかもしれない!?」
これらのことを考えている内に
「他のタイプの歯ブラシを試してみよう!」という決断に至った
そして
「やわらかい」の歯ブラシを買って帰った
今は、「やわらかい」の歯ブラシを使っているが
特に問題を感じることなく、使えている
むしろ、以前よりも使い心地が良いように感じる
今までの私は「ふつう」という大多数の意見に流されていた
しかし、今回「ふつう」を疑う中で自分に合う物を見つけることができた
小さな一歩かもしれないが
この一歩を大切にし、これからも自分の感覚を磨いていきたい