教科書で教えるを言語化してみた
こんにちは。ゆーいちです。
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さて、今日は「教科書で教えるを言語化してみた」というテーマで書きます。反対のことばとして「教科書を教える」があります。
この違いをもう少し因数分解すると、「教科書を教える」とは教科書に書いてあることだけを教えるということです。
例えば、今日は「〜ています」という文型を教えるとします。
そのときに、「教科書を教える」やり方だと、まずは「〜ています」の変形を教えます。
「Vて形にいますをつけます。じゃ、今から練習しましょう。」
「読みます」は?
学生「読んでいます」
先生「そうですね!いいですよ」といった具合です。
一見なんの問題もないように思いますし、日本語教師になりたての時は、なんの疑いもなく、そのやり方でした。
もちろんこのようなパターンプラクティスはどこかで挟む必要はありますが、実際に使えるようにならないんですね。
一方、「教科書で教える」やり方だとまず、このように何か飲んでいる写真を見せてなんというか考えさせます。
それでまずは、「ああ、そうやって使うのね」「へー、そんな形あるんだ」と気づかせて言わせてから文型の練習に入ります。
最初に使う場面がわかるので、今からどんな勉強をして、使えると何ができるかはっきりします。
他にも「教科書で教える」の考え方は応用できます。
例えば、読みのクラスで、「アルバイト」の話が出たとします。
教科書の登場人物がアルバイトについて意見が書いてあります。
この時に、教科書から離れて、先生の学生の頃のアルバイトについて話したり、学生のアルバイトの話をしたり、生教材として、アルバイト募集のチラシを一緒に読んだりすることです。
教科書を使って、どう学生の実生活に落とし込むか、面白さを追求できるか、これが醍醐味です。正直、経験がない間はここまで考えられませんでした。少しずつ余裕がでてきたので、いろんなことをためしていきたいです!
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