外国語の会話能力を鍛えるには(教師目線、学生目線)
おはようざいます。
ゆーいちです。日本語教師をしたり、OUCHI de Internationalという日本人と外国人をつなぐイベントを主催しています。
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毎週木曜日は英語の会です。
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さて、今日のテーマは外国語の会話能力を鍛えるにはというテーマで書きます。
こちらは外国語を教える教師目線、学生目線で書きます。
まずは学習者目線です。
◆これなっだっけなぁ?
外国語で話していて、これなっだっけなぁ?と壁にぶち当たることがありますね。このときの対処として、2パターンあります。
①自分が知ってる他の表現で処理する
②言いたい表現を聞く、捻り出す
まず、①ができるようになる必要があります。このとき、語彙力はもちろん大切ですが、それ以上にその言語にしやすい日本語に置き換える必要があります。
本来ならば、媒介語を介さずにその言語で考えるべきです。ただ、言いたいことがすぐに出ない時は、まず他の言い方を考える必要があるので、一度母語を挟むのもおすすめです。
例えば、「シュッとしてる」を英語を言いたいとします。
細さに関していうなら・・slender
シンプルな印象・・simple, smart
など文脈によって若干表現が違うようです。
まずは、別の表現で言えるように、場数を増やしましょう。
②①のように、今持っている力を出すことも大切です。ただし、これは今自分が持っている実力の範疇で処理しているので、実力を伸ばすことができていません。
「これなんて言うんだっけなぁ」はチャンスで、
この時にネイティブならどんな言い方をするのか、
素直に聞くか、さっと辞書で調べた表現を使ってみて
自然かどうか確認するのもいいでしょう。
今スッと出てこない言葉に触れ続ける。
意外と忘れられがちですが、実力をつけるには重要だと思いました。
◆機会を奪っていないか?
次に、教師目線で学生の会話力を鍛えるにはというテーマです。
学習者の機会を奪っていないか?が一つのチェックポイントです。ついやってしまいがちなのですが、
学習者の言わんとすることを「汲み取ってしまう」んですね。
それで、気がついたら、
教師ばかり話している。
そうすると、学習者が自分で最初から最後まで話す機会がどんどんなくなり、
最低限の受け答えしかできなくなる可能性があります。
◆負荷をかける
学習者目線のところでも書きましたが、
実力以上のアウトプットをしないと、自分が処理できる範疇にとどまってしまいます。
教師としては、適切な負荷をかける必要があります。
例えば、
「コロナになっている人」という語彙を学生が使ったとして、
「他の言い方知ってる?」と聞いてみることです。
そうすると、
「あれ?他の言い方あったっけなぁ」と考えるようになります。
そのタイミングで
「コロナの感染者」だよと説明すれば、より自然に入ってきます。
学習者が使える語彙を認めつつ、
さらに踏み込んでもう一歩レベルの高い語彙や表現は何か?
どんな表現が自然か、アンテナをはりながらフィードバックすると学生の発話も豊かになっていくことでしょう。
今日は、外国語の会話能力を伸ばす方法を学習者目線、教師目線で書きました。
特に、自分がつまづいたことはよく覚えているので、
その時どうするかをよく考えて、これからも外国語学習をしていきます。
◆OUCHI de International
毎週月曜日 日本語 20:30-21:00
毎週木曜日 英語 20:30-21:30
おうちで海外の方とつながれるイベント
英語ができない人でも楽しめます。
アメリカ、インドネシア、フィリピン、スウェーデン、香港など
様々な国の人とお話できます。
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