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アイスランド交換留学・帰国とSkyrと

帰国まで残り4日となりました。
そろそろ日本に何を持って帰るか考えないといけないなあと思いつつ、息継ぎがてらここにやってきました。さっきKIRINJIを聞いたところで、すごくリラックスできています。
本当にskyrが日に日に愛おしくて、友人と話しているときにお土産にできるんやない?と言われたので、少し調べることにしました。

skyr

こちらにきて、一番食べているかもしれない食べ物がskyr(スキール)です。実際そうするかはさておき、ふと日本に持って帰ることってできるんかなと思って調べてみました。結果今回の場合は持ち込めました。ただ保存状態は考えないとなあ。
以下は勝手にskyrへの愛を語っています。そのあとに調べた過程を書いていますが出典を書くのが好きなだけであまり意味はありません…。

・推しポイント①高たんぱく、低脂質、低価格
ーーアイスランドの国民食skyr。実は高たんぱくヨーグルトとして日本でも売られているそうです。濃厚でおいしいのに脂質が低くヘルシー。うれし:)たんぱく質8.1g以上/100kcalだそう。
そしてコストパフォーマンスが高いこともありがたいです。プレーンの1㎏のバケツは600isk弱で購入できます。1isk=1.11円(2024.12.15)らしいので670円くらいなんかな。スプーンですくってひっくり返しても落ちないくらい濃厚なので、食べ応えもあるのです。本当にプレーン1kgのバケツは日本でも日常的に欲しいなと思うくらい重宝しておりました。

・推しポイント②バリエーション
 skyrにはたくさんのフレーバーがあります。バニラ、ブルーベリー、プレーン、ストロベリー、コーヒー、チョコレート、プリン、などはどこのスーパーに行っても見つけられる気がします。
たまの贅沢にいろいろ試すのも好きでした。
 アレンジのバリエーションもskyrの魅力です。アイスランドの人はスキールに生クリームを混ぜてムースにしたり、ケーキにしたりして、いろんな方法でスキールを楽しんでいます。本当に全部おいしかったです。愛おしい。

生クリームとskyrのバニラ味を混ぜて作ったムース。とってもおいしかった。

・推しポイント③歴史
 アイスランドの国民食、と言いましたが、どのくらいの歴史があるのでしょう。アイスランドは873年から930年の間に最初の居住者が定住したと言われています。英国や今でいう北欧諸国、特にノルウェーの北側の地域からやってきたそうです(テスト対策で覚えました(笑))。skyrのレシピはその当時に発見されたもので、それからほぼ変わらず現在まで続いているそうです。1000年以上変わっていないことになります。
 その証拠のように、アイスランドの中世文学作品サガにもskyrが登場しているそうです(参照1)。野菜、お肉、魚、穀物、調味料、あらゆるものが限られていた当時、skyrがいかに貴重であったかを想像します。

日本に持ち込める?

動物検疫所のページ(参照2)を発見しました。

我が国への家畜の伝染性疾病の侵入防止に万全を期すとともに、我が国畜産物の輸出促進に向け、国際基準や諸外国と同等の水準の検疫体制を構築するため、平成29年11月1日から、これまで動物検疫の対象であった「生乳」に加え、乳製品が動物検疫の対象となりました。

なるほど。対象には以下のものが含まれていました。

  • 0401(ミルク、クリーム等)
    *LL牛乳(乳等命令※で定める「常温保存可能品」)を除く。

  • 0402(ミルク、クリーム等)
    *乳等命令※で定める無糖練乳、無糖脱脂練乳を除く。

  • 0403(バターミルク等)
    *乳等命令※で定める発酵乳(ヨーグルト等)、乳酸菌飲料を除く。

  • 0404(ホエイ等)

  • 0405(バター等)
    *乳等命令※で定めるバターオイル(ギーを含む。)を除く。

  • 0406(チーズ等)
    *プロセスチーズを除く。

  • 3502.20、3502.90(ミルクアルブミン、濃縮ホエイ等、生乳・乳製品を原料とするもの)
    *分画精製されたα-ラクトアルブミンを除く。

しかし.…

  • 上記対象品のうち、以下に該当するものを除く。

    • 携帯品(別送品を含む。)として輸入されるもの
      (ただし、販売又は営業上使用するもの、10kgを超えるもの、飼料用のものは、検査証明書の取得が望ましい。)

    • 缶詰加工品、瓶詰加工品、レトルト加工品(いずれも、容器に充填後、加熱滅菌されているものに限る。)

    • 乳等命令※で定める常温保存可能品

    • 販売又は営業上使用することを目的としていないものであって、10kg以下のもの(飼料用のものを除く。)

携行品は「本邦に入国する者(旅客、乗組員等)が入国の際に、携帯して輸入する物品。つまり、衣類や土産など入国者本人が一緒に持ってくる物品のこと」(参照3)らしいので、skyrは持ち込めました。やった。もちろん預け荷物のほうです。

  実際に持って帰るかはわかりませんが、一度冷静になってパッキングしていくことにします。楽しみだなあ。
 出会った人もみんな国に帰ったり、私の帰国日が近づいていたりで、お別れが続いています。出会った人を介して見知らぬ国が少し近くに感じられることに気づき、不思議な気持ちです。
読まないであろう人もひっくるめて、一人一人がよい祝日、新年を迎えられますように*。-.・⁺


お気に入りのベンチ。ベンチが多いレイキャビクに豊かさを感じる。大学前。
凍った池は反射もきれい。横断するのはちょっと怖い。


お気に入りだった教室。いつもどこに座るか迷う。攻撃能力高めなデザイン。
最後の遠出は太陽が低くて虹が何度も見られた。

出典たち
参照1
出典: isey SKYR HP, https://www.iseyskyr.com/our-story,2024,12,16.

参照2
出典:動物検疫所HP、「乳製品の検疫について」、https://www.maff.go.jp/aqs/topix/dairy_products.html#dailyproduct_HScode,2024,12,15.

参照3
公益財団法人日本関税協会、「携行品とは」、https://www.kanzei.or.jp/refer/perasonal_effects.htm,2024,12,15.


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