留学体験記#3
学期制
オーストラリアの学校は二学期制で、各学期はそれぞれ二つのタームに分かれています。ターム間は約2週間の休みがあります。新学年の始まりは1月末。それまではサマーホリデーと呼ばれる長い休みです。長い休みが学年のはざまにあると、宿題が出されなさそうでうらやましいですね。一応言っておきますが、私がいるのはWA(Western Australia)州で、州によって学年や学期の区切り方が違うので、ほかの州には適用されない話です。
現地の教育課程
ホストシスターにいろいろ話を聞いたのでまとめてみたいと思います。小中高一貫校なので公立校は少し違うかもしれませんが、大学受験システムは同じだと思います。小学部(~Year6)中高部(Year7~12)で、大学受験に大きくかかわってくるのはYear12の学校の成績と、共通の大学受験テスト(日本の共通テストと考えていいです)。日本の二次試験にあたるものは基本的にはなく、入学希望の学部によって別で試験が課されたりします。例を挙げると、医師になるためには学校の成績と共通テストで好成績をおさめたうえ、さらに医学部用の試験を受けなければなりません。日本の大学入試よりも学校の成績の比重が大きく、日々コツコツと努力できる人が向いているのかもしれません。
塾?なにそれおいしいの?
オーストラリアには塾はありません。というか塾や予備校があるのはアジアの一部の国だけだと思います。ソースはないです。その代わり、学校のサポートの時間を活用したり、家庭教師をお願いしているようです。とっている授業がバラバラで、入試に使う科目もそれぞれ違うので、集団授業は非効率的なのでしょうか。個人的には集団授業は嫌いなので家庭教師や個別指導がメジャーなのはいいことだと思います。正直言って日本の塾、予備校は、ビジネスのために、昨今の中学~大学受験の激化に加担していると思っています。
まとめ
いろいろ書きましたが、日本の学歴至上主義と詰め込み教育にどっぷりつかっている私には、やはり日本の教育システムが魅力的に映ります。受験してできるだけ偏差値や世間的価値が高い大学に行くことは、競争心をくすぐられます。受験はゲームです。
何が言いたいのかいまいちよくわからなくなってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました。
おまけ(受験に使う教科の話)
オーストラリアでは、Y11とY12は選択科目を6科目自由に選べます。入りたい学部によって必須の選択科目があり、リサーチして選ぶようです。すべての科目の配点が同じなわけではなく、中にはスコアが低くつく科目もあります。どういうことかというと、例えばメディアで80%の成績を取ったとして、大学受験では低くされて75%として扱われるということです(パーセンンテージは適当です)。少し調べたところ、難しい科目をとった場合にはスコアが上がり、簡単(とされる)科目をとった場合にはスコアが下がるようです。難しいですね。とれる科目は幅広く、ソーイングや日本語、音楽など日本では大学受験に使われないものもあります。
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