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皆が同じ方向を向き、イキイキと動き始める手立て

ディズニーから学んだ共育⑤
「皆が同じ方向を向き、イキイキと動き始める手立て」

ディズニーキャストをやり始めてとても驚いたことがある。
それは事細かなマニュアルがないこと。

キャストをやるまではゲストとしていく度に、
「あの素晴らしいおもてなしには、どんなマニュアルがあるのかな…」
なんて思っていた。

けど、なってみたらそれがないことに衝撃を受けたのと同時に、とても深い学びを得た。

事細かなマニュアルがないのに、
なぜ皆がゲストをもてなすことに全力でいられるのか、
そして、その統制が取れているのか。。

答えは「マニュアルがないから」
マニュアルがないことがマニュアル。
だった。

??????

多くの人はこれはこうやるんだよ。
って言われるとそれをやることができる
「コピー能力」は良くも悪くも学校教育で身につけさせられる。
では、こうやるんだよ。って言われなければどうするか。。

「どうやってやるんだろう?」
「どうやるのがいいんだろう?」
と考えると思う。
…もしくは、ずっと「こうやるんだよ。」って言われるまで待っていることもある。

キャストは『全てのゲストがVIP』という大きな理念の共有と、その理念の想いの共有があるだけで、
この理念に準じた行動であれば、この理念に準じた言動であれば、何をしてもいい。
となっている。

つまり、理念のみの共有であるがゆえに、
それに準じた行動、言動ってどんなことなんだろう?
と、キャスト一人一人が思考するようになっている。

このあまりに『抽象度』の高いものの共有だけに留めることで、『思考の余白』ができるため、
「これはどうかな?」「これもいいんじゃない?」
などと、自らたくさんの選択肢を出すことができる。

そして、その中からどれを選んで行動に移していくかを自分で選ぶことで、言い方を変えれば、自分で選ぶしかないので、自然と自主性が育まれていく。

そして、もっとも重要なのは、これをサポートする側のその時の姿勢、捉え方

サポートする側がやることは、その理念とのズレがないか『見守る』ことと、
「いいね!」と思ったことも、
「それは…。。」って思ったことも両方に対して、
「なぜそれをやろうと思った?」
という純粋な『問い』を立ててあげること。
絶対にやってはいけないことは
自分の価値観の中にある正義をぶつけたり、
否定したりすること。あなたは神ではない。
絶対に正しいなんて有り得ない。から。

これをやることで、やっている側は、
自分で自らの行動と思考のズレがなかったのか等の確認ができる。

そして、改善する必要がある場合は
「どうしていけばいいと思う?」
と更に問いを立てて一緒に考えていくことを大切にして、とにかく自分でどう行動していくかを決められるようにする必要がある。
ここでも変に『教えない』
あなたの答えが必ずしも正しいとは限らない。から。

『Why』から始まり、
『How』へと問いを進めていくイメージ。

そして、さらにこれらの対象者数名が、
目が届き、話せるなどの関わりを持つことができるぐらいの距離に置いてあげることも大切である。
ゆで卵を作るときのように、一気に茹でちゃう感じ。。🙈

お互いに意識をしながら、時に比較し、時に真似をしながら、
より自分にしかできない、自分だからこそできることを
自ら探し始めるからである。

教育者、指導者、親などは皆同じ。
伝えていく、共有していくことは、
『抽象度の高い理念=ゴール、目的地』

日々の関わりの際に意識すること、姿勢は
『見守り、問いかけ、自らの行動を言語化して答え合わせを一緒にしていってあげること』

あー。今学級経営したらどうなるんだろうなー。。

というわけで、今日も1日最幸な笑顔で😃
素敵な1日になりますように💫
いってらっしゃい👋

最後まで読んでくれた方、ありがとうございます🥹🙏✨

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